●IA1 ヒート1
25分+1周の2ヒート制で行われた今大会。そのヒート1では、スタート直後に小島庸平(Bells Racing)が2番手、大塚豪太(T.E.SPORT with GOSHI)が3番手の好位置を確保しました。しかし大塚は8番手まで後退し、小島が2番手、大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)が5番手、大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)が7番手で1周目をクリアしました。
2~3周目に小島は順位を落とし、4番手に後退。大城はややペースが上がらずにいましたが、4周目に小島を抜くと、その後は町田旺郷(ヤマハ)と渡辺祐介(ヤマハ)の2番手争いに近づきました。町田と渡辺は、8周目に渡辺が先行。次周には、後退した町田を大城がパスしました。
これで3番手に浮上した大城は、1~2秒先行する2番手の渡辺、さらにその1~2秒前を走るトップの富田俊樹(ヤマハ)を猛追。しかし勝負に持ち込む前にレースは12周でチェッカーとなり、大城は3位でゴールとなりました。レース終盤、小島を抜いた大倉と大塚が、激しい6番手争いを展開。10周目に先行した大塚が6位、大倉が7位でゴールしました。
●IA1 ヒート2
ホールショットを奪ったのは大城。ヒート1は他車に追突された影響で、1周目23番手と大きく出遅れて13位に終わった小方誠(TEAM HAMMER)が、富田に次ぐ3番手で1周目をクリアしました。しかし大倉は、他車の転倒に巻き込まれて1周目17番手。レース序盤、大城は富田を1~2秒ほど後方に引き連れたまま、トップを快走しました。
3番手の小方は、トップ2台から徐々に遅れ始めましたが、5周目あたりから大城と富田のペースが落ち、9周目には2番手を走る富田まで約2秒差と迫りました。しかしその背後には、能塚智寛(カワサキ)も接近。10周目、小方は能塚の先行を許してしまいました。
トップを守る大城は、9周目にペースアップ。そこまですぐ背後でマークされていた富田を、1秒ほど離しました。すると11周目、能塚が富田を抜いて2番手に。この間に大城は、約3秒のアドバンテージを得ました。そして13周終了時点でトップチェッカーを受けた大城が、IA1昇格3戦目で全日本最高峰クラス初優勝。小方は4位、大倉は9位でした。
大城 魁之輔
22
Honda Dream Racing Bells ヒート1はスタートと序盤のペースがあまりよくなく、中盤以降に改善できたものの、最後に勝負を仕掛けられるほどのスピードはありませんでした。ヒート2はホールショットでトップに立ちましたが、それで浮かれることも焦ることもなく、自分のスキルを信じて走ることを心がけました。練習と同じような気持ちで乗れば、変に硬くなりすぎることもなく、最後に勝負できる力を蓄えておけるだろうというスタンス。レース中盤は思うようにペースが上がらず、後ろから富田俊樹選手にプッシュされましたが、『抜かれるときは抜かれるんだし……』と、自分の走りに徹しました。サインボードの“ラスト6分”というのを見て、すべての力を出し尽くそうと考えました。IA1の3戦目で初優勝できて、とてもうれしいですが、ヒート1の結果からもわかるようにまだまだ課題はたくさんあるので、これで満足せずにもっと速くなれるよう練習します
ヒート1はスタートと序盤のペースがあまりよくなく、中盤以降に改善できたものの、最後に勝負を仕掛けられるほどのスピードはありませんでした。ヒート2はホールショットでトップに立ちましたが、それで浮かれることも焦ることもなく、自分のスキルを信じて走ることを心がけました。練習と同じような気持ちで乗れば、変に硬くなりすぎることもなく、最後に勝負できる力を蓄えておけるだろうというスタンス。レース中盤は思うようにペースが上がらず、後ろから富田俊樹選手にプッシュされましたが、『抜かれるときは抜かれるんだし……』と、自分の走りに徹しました。サインボードの“ラスト6分”というのを見て、すべての力を出し尽くそうと考えました。IA1の3戦目で初優勝できて、とてもうれしいですが、ヒート1の結果からもわかるようにまだまだ課題はたくさんあるので、これで満足せずにもっと速くなれるよう練習します
大倉 由揮
23
Honda Dream Racing Bells ヒート1は、前を走るライダーを抜くのに時間がかかっている間にミスが増え、上位勢に離されてしまいました。一度は小島庸平選手を抜いて6番手まで上がったのに、自分のミスで大塚豪太選手に先行されて7位。最終ラップにはエンジンをストールさせてしまい、最後まで納得のいかない走りになってしまいました。ヒート2は、これまでと比べたらいいスタートだったのですが、1周目の最終コーナーで他車の転倒に巻き込まれ、このときにエンジンも停止してしまい、再スタートに時間がかかりました。追い上げの途中にも、またエンストさせてしまい転倒。何もできずに終わってしまいました。スポーツランドSUGOは自信があったのですが、タイムが速くても結果につなげられなければ意味がありません。かなり悔しい大会になってしまいました
ヒート1は、前を走るライダーを抜くのに時間がかかっている間にミスが増え、上位勢に離されてしまいました。一度は小島庸平選手を抜いて6番手まで上がったのに、自分のミスで大塚豪太選手に先行されて7位。最終ラップにはエンジンをストールさせてしまい、最後まで納得のいかない走りになってしまいました。ヒート2は、これまでと比べたらいいスタートだったのですが、1周目の最終コーナーで他車の転倒に巻き込まれ、このときにエンジンも停止してしまい、再スタートに時間がかかりました。追い上げの途中にも、またエンストさせてしまい転倒。何もできずに終わってしまいました。スポーツランドSUGOは自信があったのですが、タイムが速くても結果につなげられなければ意味がありません。かなり悔しい大会になってしまいました