IA1 ヒート1・2
JMX 2021
Round 3

山本鯨がヒート1は独走、ヒート2は接戦を制して完全優勝

jp オフロードヴィレッジ

全日本モトクロス第3戦関東大会の舞台は、ウエストポイント オフロードヴィレッジ。第2戦中国大会の延期によって、実質2戦目のイベントとして開催されました。アップデートされたコースレイアウトは、減速を強いるスピードブレーカー的なジャンプの設置など、セーフティファーストを掲げた見直しが施されました。全周にわたって掘り起こしと撒水が行われた路面は、ワダチの発生によってライン取りのオプションが増え、スタッフによる石の除去作業も相まってベストコンディションとなりました。

山本鯨がヒート1は独走、ヒート2は接戦を制して完全優勝

●IA1 ヒート1

山本鯨(Honda Dream Racing Bells)がホールショット。そのまま1周目をトップでクリアしました。小方誠(Honda Dream Racing HAMMER)はスタートで出遅れ、12~13番手あたりからのレースに。それでも、混戦の中で積極的に順位を上げて、11番手でオープニングラップをクリアしました。

レース序盤、2番手の安原志(カワサキ)が後続にふたをする間に、トップの山本は一気にリードを拡大。最初の3周で、早くも約9秒のリードを築き上げました。4周目には、星野優位(ヤマハ)が2番手に浮上しましたが、山本と星野のラップタイムは互角か山本が1秒程度早く、その差はさらに広がりました。

一方、小方は8周目に5番手まで着実に追い上げると、15周目にはそれまで抜きあぐねていた能塚智寛(カワサキ)をパスして4番手に浮上しました。レースは20周でチェッカーとなり、最後までペースを守った山本が今季初優勝。小方は、レース終盤に3番手の星野を猛追し、ゴール手前で転倒した星野を抜いて3位に入賞しました。

●IA1 ヒート2

山本が再びホールショット。今度は小方もスタートを決めて2番手で続きました。1周目、小方は渡辺祐介(ヤマハ)の先行を許して3番手に後退。2周目、山本が1.5秒ほどのリードを奪う一方で、小方は渡辺の背後に迫りました。3周目には、山本と渡辺と小方が各1秒間隔に。この段階で、4番手以下は4秒ほど離れた状態でした。

4~5周目にかけ、トップ3台および4番手に浮上した富田俊樹(ヤマハ)との距離はこう着状態。しかし6周目以降、富田が3番手を走る小方に近づいてきました。山本は、渡辺の猛追を受けながらもトップを死守。9周目、小方がミスによりタイムロスし、富田の逆転を許しました。

レース後半、トップグループは山本と渡辺、富田と小方に一度は分離しかけましたが、終盤が近づくころには再び4台の接戦に。ラスト4周となった17周目、富田がミスで脱落しました。そして最後は、山本、渡辺、小方による僅差の争い。最後まで順位を守った山本が再び勝利を挙げ、小方は逆転のチャンスを得られず3位でした。


山本 鯨 1
Honda Dream Racing Bells
開幕戦で他車に接触されて転倒したときに、指を骨折。本当はその3週間後に第2戦が予定されていましたが、延期されたことで2週間の猶予ができました。新型コロナウイルスの影響による大会延期を喜ぶつもりは全くありませんが、自分の方に流れが向いた部分もあったと思います。とはいえ完治したわけではないので厳しいレースになりましたが、今年から自分のトレーナーを担当してくれている新井宏彰さん(元IAファクトリーライダー)や、これまでもお世話になってきた淺井利彰フィジカルトレーナーをはじめ、大勢の支えてくださっている方々のおかげで勝てました。ケガをしたり悔しいレースを演じたりした後というのは、特にそういう“チーム”としての力が頼りになると、改めて感謝しています

小方 誠 4
Honda Dream Racing HAMMER
ヒート1は、スタートで完全にミスしてしまい出遅れました。かなり後ろでしたし、パッシングポイントが非常に少ないコースだったので、追い上げには苦労しました。ある程度の順位まで浮上してからは、速い選手が相手になるので攻略に時間を使ってしまいましたが、最後は星野優位選手が転倒したことでなんとか表彰台に立てました。ヒート2は、途中でミスして一度はトップから離れてしまったのですが、再び接近することができ、そこからは自分の方が速いという感触もあったので、終盤が勝負と思ってプッシュ。しかし渡辺祐介選手も速いライダーなので、抜くことはできませんでした。家から本当に近いコースなので、本当はここで勝ちたかったですが、次戦こそ優勝できるよう準備します

IA1 ヒート1

Pos. Num. ライダー マシン タイム / 差
11山本鯨Honda32'53.41
22富田俊樹ヤマハ+4.77
34小方誠Honda+8.42
48星野優位ヤマハ+23.56
55能塚智寛カワサキ+36.68
63渡辺祐介ヤマハ+40.69
77大塚豪太Honda+44.68
86小島庸平Honda+45.33
912星野裕スズキ+49.32
1016池本凌汰KTM+57.65
1110横澤拓夢Honda+1'00.55
1414道脇右京Honda+1'18.38
17 29

小野千成

Honda +1Lap
18 18 道脇白龍Honda +1Lap

IA1 ヒート2

Pos. Num. ライダー マシン タイム / 差
1 1 山本鯨 Honda 32'05.23
2 3 渡辺祐介 ヤマハ +0.88
3 4 小方誠 Honda +2.74
4 2 富田俊樹 ヤマハ +12.03
5 5 能塚智寛 カワサキ +29.29
6 8 星野優位 ヤマハ +34.24
7 12 星野裕 スズキ +37.21
8 7 大塚豪太 Honda +1'01.51
9 10 横澤拓夢 Honda +1'08.63
10 14 道脇右京 Honda +1'09.93
14 6 小島庸平 Honda +1Lap
15 29 小野千成 Honda +1Lap
18 18 道脇白龍 Honda +1Lap

IA1 ポイントランキング

Pos.

Num.

ライダー

マシン

総合ポイント

1

1

山本鯨

Honda

87

2

3

渡辺祐介

ヤマハ

86

3

2

富田俊樹

ヤマハ

82

4

4

小方誠

Honda

78

5

5

能塚智寛

カワサキ

72

6

8

星野優位

ヤマハ

57

7

10

横澤拓夢

Honda

37

8

7

大塚豪太

Honda

35

9

6

小島庸平

Honda

35

10

12

星野裕

スズキ

32

14

14

道脇右京

Honda

17

16

29

小野千成

Honda

3

18

18

道脇白龍

Honda

1



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