Race3
French F4 2022
Round 7

荒尾創大がポールリカールで勝利を挙げてシーズンを終える

fr Paul Ricard

ヨーロッパでのデビューイヤーの締めくくりとして、Hondaジュニアドライバーの荒尾創大と野村勇斗が、ポール・リカール・サーキットを訪れました。

荒尾創大がポールリカールで勝利を挙げてシーズンを終える

ポール・リカール・サーキットでの最終戦は、2022年フランスF4のフィナーレにふさわしいスリリングな週末となり、Hondaの若手ドライバー2名とも健闘しました。

ホンダ・レーシングスクール(HRS)の卒業生であり、Hondaの若手ドライバー育成プログラムであるホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)と、両名のキャリアをサポートするRed Bull Racing F1チームを代表して挑む荒尾創大と野村勇斗は、シミュレーターと現地テストでの手応えから、いい結果を残す自信を持って最終ラウンドに挑みました。

金曜日のフリー走行では調子が出なかったものの、同日に行われた予選ではペースが見つかり、荒尾はレース1、3の2番グリッドを獲得。野村は10番手と、リバースグリッドではポールポジションを獲得しました。

土曜日は朝から好調の荒尾が、レース1でフロントローからスタートし見事勝利。オープニングラップからリードを奪った荒尾は、タイトル争いのドライバーからの執拗なチャレンジを防ぎ切り、今シーズン2勝目を挙げることに成功しました。野村も1ポジションアップして9位でフィニッシュしました。

レース2では、終始ホイール・トゥ・ホイールのバトルが続き、Hondaドライバー2名も常にバトルの真っ只中に。最終コーナーまで誰が勝つか分からないほどの接戦を、野村、荒尾は7位/9位でチェッカーフラッグを受けました。

この時点でタイトル争いから荒尾は脱落したものの、レース3では勝利で飾るかと思われるほどレースリーダーに迫りましたが、後半にペースが落ちて2位でフィニッシュ。今シーズン9度目の表彰台を獲得して、シーズンをランキング3位で終えました。野村は12位、ランキングは7位でした。


Souta Arao
Souta Arao 33
FFSA ACADEMY
このポール・リカールでの週末は、フリー走行スタート後12分でマシンがストップするという、いいとは言えない始まり方でした。でも、予選、レースともに全力を尽くしたので、悔いはありません。レース1で1位、レース2で2位。ポイントは獲得できましたが、総合2位を取るには足りませんでした。
シーズン前半で経験を積んで、この経験をベースに後半戦でいい結果を出そうと考えていましたが、ワーストリザルトが第5戦レデノンと第6戦バレンシアでした。
今週末はいいレースができ、来年に向けていい流れができたと思います。自分にとって、今年のベストレースは、第2戦ポーです。市街サーキットで勝つことは、とても特別です。もちろん、がっかりしたこともたくさんありました。どれとは分かりませんが、レデノンとバレンシアじゃないかと思います

Yuto Nomura
Yuto Nomura 15
FFSA ACADEMY
ポール・リカールでは、テストで調子がよかったので自信がありました。しかし、予選でスピードが出なかったことと、マシントラブルの影響で、いい結果は残せませんでした。ベストは尽くしたので、悔いはありません。
2022年シーズン全体としては、前半では勝つことができました。でも後半では、思うような結果は得られませんでした。いくつか自分の足りない面はわかってきたので、この経験をもとに来年はがんばります。
ベストな瞬間は、何と言っても初勝利の時です。自分のフォーミュラカー・デビューの年に優勝できたわけですから。最悪の瞬間は、第2戦です。調子はよかったので、3レースともノーポイントで終わるのはショックでした。


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