加藤がレース1で3位、レース3で2位となり、今シーズン通算9度目の表彰台を獲得
8月24日(土)~25日(日)、フランスのマニクール・サーキットでフランスF4選手権第5大会が開催されました。2024年は、ホンダ・レーシング・スクール(HRS)卒業生の加藤大翔(かとう・たいと)が、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)からフランスF4に参戦しています。
フランスF4は1大会3レースというフォーマットで行われています。スターティングポジションは、レース1が予選の最速タイム順、レース2は予選でトップ10選手のリバースグリッド、レース3は予選のセカンドベストタイム順となります。
マニクールで開催された今回は、今シーズン7大会中の5大会目。加藤は総合ランキング3位でこの大会を迎えました。
予選は、プラクティス時よりも気温が上がり、コンディション変化への対応も求められました。
朝のプラクティスを2番手タイムで終えた加藤は、自信を持って予選に臨みましたが、シフトにトラブルが発生。また、セッション中に赤旗中断もあり、思い通りのアタックができない状況でしたが、5番手タイムをマークしました。
「木曜日のプラクティスセッションでは、マニクールのコースにいい印象を感じていました。シフトにトラブルが出てしまい、実力を完璧に発揮できる状況ではなかったものの、セッションの最初に2番手タイムをマークしました。その後赤旗により、ピットインしなければならず4番手。再スタート後は思っていたよりも順位を上げることができず、5位となりました」
レース1は、日曜日の朝に開催されました。
加藤は、5番手からすばらしいスタートを決め、3番手へ浮上し、果敢な走りで3位表彰台を獲得しました。
6番手からのスタートとなったレース2は、スタート後すぐにアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されました。レースは残り時間が15分を切ったところで再開しましたが、このリスタート後に加藤の後ろを走るライバル勢のバトルが白熱。そのうちの1台が加藤と接触し、マシンはダメージを受けましたが、8位でチェッカーを受けました。
最後のレース3で、加藤はこの週末の中で最良の結果を残すことができました。
5番グリッドからいいスタートを切り、2番手に浮上。さらにトップを走るライバルに迫り、プッシュしていきました。しかし、タイヤにフラットスポットができたことからプッシュし続けることはかなわず、2番手を守りきり、レースを終えました。