Race3
French F4 2022
Round 6

荒尾創大がバレンシアで健闘、最終戦でタイトル争いへ

es Circuit Ricardo Tormo

HondaのRed Bullジュニアドライバー、荒尾創大は、フランスF4シーズン最終戦で総合優勝を狙えるポジションを維持しました。

荒尾創大がバレンシアで健闘、最終戦でタイトル争いへ

フランスF4選手権は、海外戦の第2ラウンド、バレンシアの近くにあるリカルド・トルモサーキットで3レース開催されました。

スタートグリッドには、ホンダ・レーシングスクール(HRS)の卒業生であり、Hondaの若手ドライバー育成プログラムであるホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)と、両名のキャリアをサポートするRed Bull Racing F1チームを代表して挑む荒尾創大と野村勇斗が、初となるスペインでのレースに挑みました。

荒尾は、金曜日のフリー走行でいち早くペースをつかみましたが、トラックコンディションに恵まれた他の選手と比べラップ数が少なかったせいもあり、当日は5番手でした。予選では、一時的に2番手まで順位を上げ、最終的には3番グリッドを獲得。チームメートの野村は、荒尾とのタイム差はわずか0.2秒以下でしたが、グリッド上は8番手スタートとなりました。

 荒尾は有利なグリッドポジションを最大限に生かして、今シーズン7度目の表彰台を獲得しましたが、野村は運悪く他のマシンと接触、リタイアしました。

同日の午後に行われた、リバースグリッドのレース2では、トップ10ポジションが絶えず入れ替わるほどの激戦に。リタイアも多発する中、野村/荒尾の6位/7位は、完走できただけいい結果とも言えます。

レース3では、荒尾は不運にも接触によってポジションダウンしましたが、10位まで順位を戻し、貴重なチャンピオンシップポイントを2点獲得しました。野村はクリーンなレースで、5月以来自己ベストの5位を獲得しました。

フランスF4シーズンは残り1戦。10月14~16日にポール・リカール・サーキットで開催される最終戦では、荒尾はライバル2名を相手に、2022年タイトル獲得のために戦います。


Souta Arao
Souta Arao 33
FFSA ACADEMY
フリー走行では全くグリップが無く、予選でニュータイヤに履き替えたら、すぐにグリップ差に慣れることができ、3番グリッドを獲得できました。レース1では、スタートもレースペースもよくなかったため、3位止まりでした。
レース2では、ペースこそよくなかったものの、ポジションを上げることができました。しかし最終ラップで後ろから追突され、5位から7位に落ちました。
 レース3ではいいスタートを切りましたが、ポジションを一つ落としました。そこから、後ろに一台いることに気が付かず、コーナーに入ったらリアタイヤを当てられ、最下位まで落ちました。そこからは、なんとかポイント圏内まで順位を上げることができました。難しい週末でしたし、数回の接触が気になりますが、最終戦ではベストを尽くします。

Yuto Nomura
Yuto Nomura 15
FFSA ACADEMY
フリー走行ではマシンの感触がよかったので、自信を持って予選に挑みましたが、いざ始まってみるとニュータイヤのグリップをうまく使えず、8番グリッドになりました。3位とのタイム差がほぼ無かったので、フラストレーションのたまる予選でした。
レース1ではスタートはよかったのですが、1ラップ目でセーフティカーが出てきた時に、前のドライバーがいきなり減速したため、追突しました。マシンのダメージが激しく、完走できそうになかったのでリタイアしました。
レース1での追突にペナルティーが科せられたため、レース2ではポジション5つ降格の8番手スタートとなりました。1ラップ目で2台に追い越されましたが、その後はペースもよかったので、6位フィニッシュできました。
レース3では、スタートで1台追い越し、前のマシンに追いつくことができ、5位まで順位を上げました。最初からペースはよかったので、前のマシンに追いつくことができました。そのドライバーがドライブスルーペナルティーを消化するためにピットに入ったため、自動的に4位に順位が上がりました。3位を走っていたマシンに追いつきましたが、追い越すことはできず、そのまま4位でフィニッシュしました。

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