加藤大翔、ホッケンハイムで6位入賞
10月3日〜5日、2025年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ by アルピーヌ(FRECA)第9戦がドイツのホッケンハイムリンクで開催され、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の加藤大翔(かとう・たいと)が出場しました。

ホッケンハイムリンクは2019年までF1が開催されていた全長4.574kmのサーキットで、高速ストレートとテクニックを要求するコーナーが続くレイアウトが特徴です。金曜日の朝、気温7℃のドイツの秋らしい冷え込みの中で走行が始まりました。加藤はフリー走行で7番手と8番手を記録し、いずれもトップから0.5秒差と僅差のタイムをマーク。特にフリー走行2では7番手にわずか0.01秒差まで迫りました。
レース1の予選ではグループAに出走、トップから0.492秒差の5番手につけ、グループBとの総合で9番グリッドからのスタートとなりました。レース2の予選では、グループAでトップから0.524秒差の2番手を記録し、今季自己ベストとなる3番グリッドを獲得しました。
週末の2レースはいずれも降雨により路面外側が非常に滑りやすく難しいコンディションとなりました。
レース1:9番手スタート→9位
土曜日のレース1は、前戦バルセロナのレース2と同様、雨で路面が濡れたウェットコンディションの中で行われました。セーフティーカー(SC)の先導で2周を走行した後、レースがスタート。9番グリッドからスタートした加藤は、5周目に一度順位を落としましたが、冷静に追い上げのチャンスをうかがい、中盤の10周目でポジションを取り戻しました。その後は8番手のマシンに迫る走りを見せましたが、最後までオーバーテイクには至らず、9位でチェッカーを受けました。
レース2:3番手スタート→6位
日曜日のレース2は、悪天候に翻弄される展開となりました。全車晴れ用のスリックタイヤでフォーメーションラップをしましたが、レース開始直前に小雨が降り始め、スターティンググリッドについた時点でスタートは遅延。数台のマシンがグリッド上でウェットタイヤに交換しましたが、多くのマシンはスリックタイヤを選択しました。霧雨が残る中でレースが始まりましたが、スタート直後のホームストレートでスリップにより2台がクラッシュし、SCが出動しました。3番グリッドからスタートした加藤は、スタート時の混乱をうまく切り抜け、ターン1の縁石で滑りながらも3番手をキープ。残り17分を切ったところでSCが終了し、レースが再開されました。加藤はターン2で1台に抜かれ4番手に後退。その後5番手の選手権リーダーのフレディ・スレーター選手が並びかけますが、その後は後続からのプレッシャーを受けながらもポジションを守り、一時は前方のマシンに0.5秒差まで迫る走りを見せましたが、終盤に1つ順位を落とし5番手へ。さらにアクシデントにより再びSCが導入され、荒天のためレースは打ち切りとなりました。レース後、加藤はコースアウトによるペナルティにより1つ順位を下げ、最終的に6位となりました。
加藤は今季通算80ポイントを獲得し、ランキング9位につけています。FRECA最終戦となる第10大会は、10月24日から26日にかけてイタリアのモンツァ・サーキットで開催されます。










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