加藤大翔、バルセロナのレース1で6位入賞
9月19日〜21日、2025年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ by アルピーヌ(FRECA)第8戦がスペインのバルセロナ・サーキットで開催され、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の加藤大翔(かとう・たいと)が出場しました。

舞台はF1のテストも開催される全長4.657kmのサーキットで、バランスの良いレイアウトが特徴です。金曜日の午後には路面温度が42.5℃まで上昇する中、加藤はフリー走行で12番手と7番手を記録。フリー走行1回目はトップと0.790秒差の12番手、フリー走行2回目では同0.542秒差までタイム差を縮め、さらに6番手との差はわずか0.051秒という接戦で、順調な滑り出しに見えました。
しかし、予選1のグループBではトップから0.588秒差の6番手。雨となった予選2のグループBでは2.626秒差の6番手にとどまりました。
レース1:11番手スタート→6位
土曜日のレース1は気温26℃路面温度34℃のドライコンディションで行われ、加藤は11番グリッドからスタート。スタート直後のターン1で上位勢が混乱、オープニングラップは激しいポジション争いが繰り広げられましたが、順調にポジションを上げて1周目には6位まで順位を上げました。前後のマシンと僅差のまま周回し、前半は後続の選手のアタックを受けてもブロックラインを走りながらポジションを守り切る強さを見せました。終盤は5番手に0.4秒まで迫ったものの26人中6位でフィニッシュしました。
レース2:12番手スタート→8位
日曜日のレース2は午前中の雨が上がったものの路面が乾ききらず、やや湿った状態のダンプコンディションのためセーフティーカー(SC)の先導で2周した後スタートしました。12番手でスタートした加藤は、3周目に1台を抜き、続く4周目のターン1でもクリーンなオーバーテイクを決め、トップ10圏内へ進出しました。その後、他車のアクシデントにより再びSCが導入され、残り17分でレースは再開。加藤は7周目のセクター1を抜けた所で9番手に浮上し、9周目にはさらにもう1台をかわして8番手へ。以降は前方のマシンに一時0.1秒差まで迫る走りを見せましたが、最終的には26人中8位でチェッカーを受けました。












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