加藤大翔、レース2で8位入賞 佐藤琢磨が現地でアドバイス
6月6日〜8日、オランダのザントフォールト・サーキットにて、2025年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ by アルピーヌ(FRECA)第3戦が開催、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の加藤大翔(かとう・たいと)が出場しました。

予選1:7番手
午前に実施された15分間の予選は、雨がぱらつくセミウェット。路面のレコードラインは乾いていたため、全車ドライタイヤでのアタックとなりました。加藤はBグループに出走。赤旗による2度の中断があり、限られた時間でのタイムアタックを強いられるなか、Bグループ4番手のタイムを記録。ポールポジションが同じグループから出たため、加藤は全体で7番手につけました。
レース1:7番手スタート→15位
30分間のレース1はドライコンディション。加藤は7番グリッドから好スタートを切り、一時6番手に浮上しますが、8番手に後退。1周目のクラッシュでセーフティカーが導入され、再開後は日本人3人による接戦に。加藤は9番手で周回を重ねます。
終盤、再びセーフティカーが入り、リスタート直後のターン1で加藤は他車と接触。コース外へ押し出されグラベルに出ますが、なんとかバリアへの接触は回避してコースへ復帰。ただし順位を落とし、その後はペースも上がらず15位でチェッカーを受けました。
レース2:11番手スタート→8位入賞
レース2は、フォーメーションラップ中に1台が動けなくなったため、追加のフォーメーションが行われ、レース時間は当初の30分から28分に短縮されました。
11番グリッドの加藤は好スタートを決め、1周目から果敢な仕掛けを見せます。3周目にはセクター1で9番手に浮上しましたが、直後に他のマシンがコース上でストップしたことで、セーフティカーが導入されます。
レースは5周目に再開されましたが、再開後は思うようにペースが上がらず、先頭集団との差が徐々に開く展開に。終盤には前車との差を0.5秒まで詰め、ファイナルラップでも果敢に攻めましたが、オーバーテイクには至らず9位でチェッカー。レース後、上位勢のタイムペナルティにより繰り上がり、加藤は今季2度目のポイント獲得となる8位入賞を果たし、4ポイントを獲得しました。3大会6レースを終えた段階で、加藤はポイントランキング7位につけています。
この週末には、インディ500を戦い終えた佐藤琢磨がHRCエグゼクティブ・アドバイザーとして現地入りし、加藤にアドバイスを送る場面も見られました。加藤にとっては結果以上に得るものの多いレースウィークとなりました。

ザントフォールトは初めてのサーキットだったので、事前にシミュレーターでしっかり準備して臨みました。コンディション変化の激しい週末でしたが、チームと連携してマシンを仕上げることができ、レース2では11番グリッドから8位までポジションを上げてフィニッシュできたのはポジティブな結果だったと思います。特にレースペースは良く、セクター1と3では全体ベストも記録できました。佐藤琢磨さんにも協力していただき、マシンのフィーリングをしっかりと伝えてセットアップを上手く進めることが出来たのも貴重な経験でした。
反省点は、レース1で再スタート直後に接触があり、悔しい結果に終わってしまったことです。また、予選ではウェットコンディションやダンプ路面でのミスもあり、まだ改善すべき点が多いことも感じています。しかし今回はセットアップの面でも新たな発見があり、自分の思い通りにマシンを動かせる感触をつかめたのは大きな収穫でした。次戦に向けても引き続きしっかり準備して、さらに上位を狙えるよう頑張っていきます。
ザントフォールトは初めてのサーキットだったので、事前にシミュレーターでしっかり準備して臨みました。コンディション変化の激しい週末でしたが、チームと連携してマシンを仕上げることができ、レース2では11番グリッドから8位までポジションを上げてフィニッシュできたのはポジティブな結果だったと思います。特にレースペースは良く、セクター1と3では全体ベストも記録できました。佐藤琢磨さんにも協力していただき、マシンのフィーリングをしっかりと伝えてセットアップを上手く進めることが出来たのも貴重な経験でした。
反省点は、レース1で再スタート直後に接触があり、悔しい結果に終わってしまったことです。また、予選ではウェットコンディションやダンプ路面でのミスもあり、まだ改善すべき点が多いことも感じています。しかし今回はセットアップの面でも新たな発見があり、自分の思い通りにマシンを動かせる感触をつかめたのは大きな収穫でした。次戦に向けても引き続きしっかり準備して、さらに上位を狙えるよう頑張っていきます。






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