加藤大翔、FRECA最終戦で2レースとも4位入賞
10月24日〜26日、2025年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ by アルピーヌ(FRECA)最終戦となる第10戦がイタリアのモンツァ・サーキットで開催され、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の加藤大翔(かとう・たいと)が出場しました。加藤は今季通算107ポイントを獲得し、年間ランキング7位でシーズンを締めくくりました。

F1も開催されるモンツァ・サーキットは、イタリア北部モンツァに位置する全長5.793kmの超高速コースで、長いストレートの後にシケインが連なり、正確なブレーキングと立ち上がり加速が要求されるテクニカルなレイアウトが特徴です。
週末のスタートは順調で、最初のフリー走行で3番手タイムを記録し、続く2回目のテストでも再び3番手に入り、トップからわずか0.3秒差の好走を見せました。その勢いのまま挑んだレース1の予選では、路面温度6℃という極低温で難しいコンディションのなか、加藤は落ち着いて走りをまとめグループ2番手、総合4番グリッドを獲得しました。レース2の予選では、グループAでトップから0.435秒差の6番手を記録し、10番グリッドからのスタートとなりました。
レース1:4番手スタート→4位
土曜日のレース1は4番グリッドから好発進。序盤から先頭4台の一角として周回し、2度のセーフティカー(SC)が入る波乱の中でも安定したリズムを維持しました。一時は3番手に0.2秒差まで迫りましたが、オーバーテイクのチャンスを作るのが難しいレース展開となりました。背後からの攻勢には巧みな守りで応じ、最終的に4位でフィニッシュしました。
レース2:10番手スタート→4位
日曜日のレース2では10番グリッドからスタート。レース1のデータを基に細部を調整したセットアップが奏功し、序盤から次々と前車を攻略してポジションを上げました。レース中盤には5番手まで浮上し、続く4番手争いでも的確な走りで競り勝ちました。表彰台を狙う展開となりましたが、2度のSC出動により通常走行の時間が限られ、最終的にはSC先導のままレースが終了。加藤は再び4位でフィニッシュし、表彰台まであと一歩だったものの、今季ベストとも言える走りでシーズンを締めくくりました。
この週末で加藤は今季最多となる24ポイントを獲得し、シーズン通算107ポイントとなりました。加藤はこれまでにも第2戦スパ・フランコルシャン、第5戦ポール・リカールで表彰台を獲得してきましたが、2レースで堅実な結果を残した今回の最終戦は、今季最も充実した週末となりました。

今大会は、週末を通してとても充実した内容になりました。ペースも良く、これまでの経験を最大限に活かしてチームと一緒に良いクルマを作り上げることができたと思います。表彰台にはあと一歩届きませんでしたが、特にレース2では自分の持てる力をすべて出し切れたという実感がありました。週末を通して安定した速さを保てたこと、チームと連携してレースウィークをうまく組み立てられたこと、そしてバトルでも気持ちで引かずに戦えたことは大きな収穫でした。一方で、予選ではトラックポジションの取り方など、まだ改善できる部分も見つかりました。今大会は走り出しから調子が良く、これまでで一番リラックスして臨めたおかげで視野が広がり、冷静に状況を判断できたと思います。
シーズンを通して多くのことを学び、苦しい時や悔しい時も、いつも仲間たちが支えてくれました。素晴らしいチームとともに最高の経験を積めたことに心から感謝しています。今大会、そしてFRECAシーズンを通して応援・サポートしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。まだマカオGPが残っているので、シーズン最後まで全力でプッシュします。
今大会は、週末を通してとても充実した内容になりました。ペースも良く、これまでの経験を最大限に活かしてチームと一緒に良いクルマを作り上げることができたと思います。表彰台にはあと一歩届きませんでしたが、特にレース2では自分の持てる力をすべて出し切れたという実感がありました。週末を通して安定した速さを保てたこと、チームと連携してレースウィークをうまく組み立てられたこと、そしてバトルでも気持ちで引かずに戦えたことは大きな収穫でした。一方で、予選ではトラックポジションの取り方など、まだ改善できる部分も見つかりました。今大会は走り出しから調子が良く、これまでで一番リラックスして臨めたおかげで視野が広がり、冷静に状況を判断できたと思います。
シーズンを通して多くのことを学び、苦しい時や悔しい時も、いつも仲間たちが支えてくれました。素晴らしいチームとともに最高の経験を積めたことに心から感謝しています。今大会、そしてFRECAシーズンを通して応援・サポートしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。まだマカオGPが残っているので、シーズン最後まで全力でプッシュします。





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