スタートがよかったので、第1コーナーでオスカー・ピアストリ選手(マクラーレン)のインを突いて、接近戦になりました。コース上にとどまろうとしましたが、残念ながらタイヤを引っかけてスピンしてしまいました。ピアストリ選手にはすでに謝罪をしましたが、彼とは絶対に接触してはいけなかったので、あの場面はとても残念でした。その後も厳しいレースで、タイヤのオーバーヒートに悩まされる展開になりました。ポジションもペースも上げられず、十分に戦うことができませんでした。
シーズンオフはリラックスして家族や友達との時間を大事にしたいと思います。来シーズンに向けて取り組むことは多く、すでにいいアイディアもあるのでスタートを楽しみにしています。私たちにとっては浮き沈みの多いシーズンでしたが、マクラーレン勢はシーズン序盤のマイアミGP以降とても強かったと思います。長いシーズンを支えてくれたチームに感謝しています。チーム全員が団結してドライバーズチャンピオンを獲得できたことは、本当にすばらしい結果です。

残念ながら、今日のレースはスタート直後にほぼ終了してしまいました。なにが起こったかはっきりしていませんが、クラッチが動かなくなる感じがあり、その後も同じ現象があってピットストップに苦戦しました。スタートでなにが起こったのか、今後エンジニアたちと見直して原因を解明したいと思います。その後は最善を尽くしましたが、ポジションを取り戻すことができず、残念ながらポイント獲得に届きませんでした。よりよい結果で締めくくることができればよかったのですが、今シーズンはチームとともにベストを尽くし、成し遂げたことに満足しているので、みんなに感謝しています。

今シーズンは厳しい結果で終えることになりました。今までで一番いいスタートを決めることができ、周回遅れになってもペースはとてもよく、速さもありました。しかしピットストップでトラブルがあり、そこでレースが終わってしまいました。ポイント獲得の可能性も見えていただけにとても残念です。その後はいつものレースと同じように、自分の力を最大限に発揮するべく走りました。今シーズン、チームと私を支えてくれたすべての皆さんに感謝しています。今年は6レースに出場でき、すばらしい経験になりました。今後はどうなるか分かりませんが、自分なりにベストを尽くしたので、来シーズンもF1に戻ってこられるよう願っています。

今年はあまりいいシーズンを過ごせていなかったので、今日はいい結果を求めていましたが、シーズンを象徴するようなレースになってしまいました。不運にもバルテリ・ボッタス選手(キック・ザウバー)に第6コーナーで追突されてしまいました。彼はブレーキが遅れてしまったのではないかと思います。ただ、その前からすでにマシンに問題がありました。シフトアップ時にギアボックスが空転していたので、エンジン周りに問題があったのかもしれません。レースを続行することは難しく、そこでリタイアとなりました。とてもフラストレーションがたまる難しいシーズンが終わって、ある意味ほっとしています。これからは気持ちを切り替えて前を向きたいと思います。今後についてはまだ分かりません。契約は結んでいますが、チームと話し合って、皆にとってベストな状況を目指します。