今日のペースは悪くなかったと思いますが、フロントローを獲得できず残念です。もちろん改善の余地はありました。さらによい予選にできればよかったのですが、マシンをまとめた上で安定して走らせることが少し難しく感じました。この週末はマシンのバランス面で苦戦をしています。予選Q1とQ2は悪くありませんでしたが、Q3最終ラップの最終コーナーでのミスが響いてしまい、フロントローを逃してしまいました。状況を考えると結果は悪くありませんが、アップダウンの多い週末になっています。マクラーレンとフェラーリ勢は速さがありそうですが、明日8日(日)の決勝ではオーバーテイクをしてポジションを上げられるよう願っています。表彰台争いをして、いいかたちで今シーズンを締めくくりたいです。

ニュータイヤ1セットのみで予選Q3に挑んだことが結果に響いてしまったと思います。Q1の最初のラップがタイム抹消となってしまったため、ニュータイヤに履き替えて再度アタックをしようとしたところ、遅すぎるタイミングでタイム抹消が訂正され、不運にもセッションが台無しになってしまいました。時々起こることではあるのですが、1周を走り終えるとバランスを崩してしまいました。フロントを伸ばそうとするとリアから崩れてしまうようで、バランス面で少し苦戦をしています。シーズンを通して予選はいつもトリッキーで、今日は改善することができませんでした。明日は力強いレースをすることに集中します。決勝では十分に戦えると思います。よいレースペースはあると思いますが、デグラデーションが激しくリアが厳しくなることは間違いないので、おもしろい展開になりそうです。

私たちにとっては少し難しい予選でした。予選Q3進出は簡単ではないと思っていましたが、ドライバーとしてはいつも予想されている以上の結果を残したいものです。改善の余地はありますが、ラップ自体は悪くなかったと思います。しかし、今日は残念ながら十分ではなかったようです。コンストラクターズランキングを争う相手は強さをみせていますが、最後までなにが起こるか分からないのであきらめません。決勝ではポジションを上げられるよう最善を尽くして戦います。

100分の1秒が大きく影響し、今まで経験した中でも特に厳しい接戦となった予選でした。マシンの最適な状態を引き出すため、すべてを尽くしました。今日のように2台のマシンがそろったということは、たいていの場合、お互いに最大限の力を引き出せたということです。完璧なラップを走ることができていれば予選Q3進出も可能だったのかもしれませんが、アルピーヌとハース勢に比べるとスピードが足りなかったようです。悔しいですが、明日はよい結果につなげられるようベストを尽くします。