全体的にとても楽しめました。特にランド・ノリス選手(マクラーレン)と競り合った序盤は、お互いにかなりハードにプッシュしました。2番手からスタートした後、第1コーナーでリードを奪い、タイヤを適切にコントロールしながらレースを進められました。前回からずいぶん間が空いてしまいましたが、ドライコンディションで勝ててよかったです。セーフティカーの導入やリスタートなど、管理することがたくさんある大変なレースでしたが、そこから学び、トップをキープできました。カタールで優勝できたこと、そしてこの週末のチームのパフォーマンスをとても誇りに思います。すばらしいコースで、カレンダーのうちでもお気に入りの一つです。次回のアブダビGPに向けてセットアップを完了し、いいレースをして今シーズンを終えたいです。

今日は厳しいレースになりました。いいスタートが切れて、ポジションを上げる最高の機会だと分かっていましたが、その後ペースが悪くなり、ポジションを落としました。チームでデータを確認し、うまくいかなかった点を理解して、今後に活かしたいです。アブダビGPは来週です。気持ちを切り替えて、シーズン最終戦に全力で臨みます。

今日はライバルたちと競えるだけの速さがありませんでした。最初のセーフティカー導入後のリスタートでバルテリ・ボッタス選手(キック・ザウバー)にオーバーテイクを仕かけた時にスピンしました。タイヤが十分に温まっていなかったのでマシンコントロールを失い、接触を避けるのが精一杯でした。その後のペースは悪くなく、集団に追いつきましたが、勝負権はなかったです。レース後半にかけてはマシンバランスにも課題がありました。カタールでは昨年も苦戦しましたし、今年もタフなレースでした。今シーズンは大きく前進しましたが、まだまだ不十分です。今回はライバルにポイントを譲ってしまったので、アブダビではハードに戦って取り戻したいです。

5番手ポジションで、表彰台を争える位置にいた時はよかったです。リスタートに備えてタイヤを温めていましたが、第12コーナーからスロットルを開いた際、強いオーバーステアに見舞われました。冷えたタイヤをコントロールできずにスピンし、ドライブできなくなってしまいました。このようなかたちでレースを終えてしまい残念です。この週末はいい兆候があったので、マシンから多くを学び、方向性を見出せたと思います。今年は浮き沈みが多くて、私にとってはあまりいいシーズンとは言えず、振り返るべき点がいくつかあります。軌道修正するべくチーム一丸となって取り組んでいます。アブダビでそれを実現し、いい週末を過ごせるように願っています。