今日のレースはスタートがうまくいったので、前に出られました。しかし、その後オーバーテイクされてからは、ランド・ノリス選手(マクラーレン)に追いつけるペースはなく、自分のレースをコントロールすることに集中していました。この週末を通してマシンのバランスが難しく、ペースも足りず、タイヤのマネジメントにも苦戦しました。ベストを尽くしましたが、ノリス選手との間に大きなギャップができてしまいました。私たちにとってベストな週末とはならなかったため、今後どう改善できるかを分析したいと考えています。私にとって200回目のレースを母国で走れてうれしかったです。これまでのレースはあっという間でしたが、将来この瞬間を振り返って誇りに思うだろうと考えるようになっていました。母国のファンの皆さんの前でレースができたことはとてもすばらしかったのですが、勝ってお返しができずに残念です。

スタートはよかったのですが、第1コーナーでシャルル・ルクレール選手(フェラーリ)に追い抜かれてしまいました。序盤はうまくいっていたものの、その後ペースが上がらず、ほかのマシンから引き離されてしまいました。レースを通してハードタイヤでのグリップとバランスに苦戦しました。課題は多くありますが、マシンの問題を理解することに関しては前進できた週末だったと思うので、ここから積み上げて改善していきたいです。また、ここは追い風のコーナーが多く、ほかのマシンより苦戦しました。次戦のイタリアGPのモンツァ・サーキットは違うタイプのサーキットなので、よりポジティブなレースになると思っています。根幹にある問題を解決するために、引き続き集中して改善に取り組みます。特にレース中、どこでペースを失ってしまったのかを解析しなければなりません。次戦では速さを取り戻せるよう願っています。

今日のレースでポイント獲得はできませんでしたが、昨日よりは断然よくなったため満足しています。予選の結果により、後方からスタートとなったのは悔しかったものの、レースではうまくまとめられたので、強さをみせることができました。中団のバトルでは、ピエール・ガスリー選手(アルピーヌ)をはじめ、ほかの選手たちの方が速く、できる限りのことをしました。ペースの面ではプッシュして終盤にランス・ストロール選手(アストンマーティン)に追いつけましたし、全体的に満足しています。次戦ではスタートからフィニッシュまでをうまくまとめて、予選では決勝に向けてよいスタートポジションを獲得したいと思います。

チーム内で戦略を分けて戦いましたが、特に私の方はうまくいきませんでした。2ストップ戦略がうまくいくかは半々でしたが、ピットインのタイミングが遅くなってしまいました。ソフトタイヤでスタートしてポジションを落としてしまい、その後はトラフィックに引っかかり、空気の流れが悪い中で走らなくてはなりませんでした。スタート位置から大きく後退したフィニッシュとなってしまい、とても悔しいです。チームとしてもっとよいレースができたはずですが、この週末から学び、以降のレースの改善につながるように取り組んでいきたいと思います。