今日はポールポジション争いができる状態ではありませんでしたが、私たちは可能な限りベストなマシンで挑みました。フロントローを獲得できてよかったのですが、思ったような接戦にはなりませんでした。明日はできるだけのことをやってみようと思います。コース上は風がとても強いので、特にマシンのバランス改善に取り組んでいます。明日のマシンの走りを見ながら、昨日のロングランの分析をしたいです。また、タイヤのデグラデーションにも左右されそうなので、今夜どれだけの雨が降るかによって、明日どうするかを見極めたいと思います。ここまでのレースでは強さをみせることができているので、明日に向けてポジティブな気持ちです。マクラーレンに勝てるほどのペースはなさそうですが、このカテゴリーではなにが起こるか分かりません。明日は母国のファンの皆さんの前でベストを尽くして戦います。

全体的にうまくいっていたのですが、予選Q1でルイス・ハミルトン選手(メルセデス)に妨害されたため残りのセッションに影響が出てしまい、予選Q3に1セットのニュータイヤしか残すことができませんでした。起こってしまったことは仕方がないですし、ペースはよかったので明日の決勝はいい走りができると期待しています。フリー走行からマシンを改善できたことはよかったと思います。この週末は強風で特に難しいコンディションとなっているので、集めたデータから最大限のパフォーマンスを導き出すことが必要です。5番手は手堅い結果で、決勝では十分に戦えるポジションだと思います。明日はスタートで順位を上げて、よい結果につなげられることを願っています。

予選はフリー走行2の調子から大きく後退してしまったようで、とても残念です。走行ラップには満足していたのですが、なにかしらの原因でペースが大きく落ちてしまいました。難なく予選Q2に進めると思っていたのですが、予選Q1ですらとても苦労しました。トップ10入りはとても僅差の争いでした。ペースが落ちてしまった原因を探さなければなりませんが、ポイント獲得に向けて悪くない位置からスタートができます。ここ2日間は不安定な天候が続いていて、このサーキットではなにが起こるか分からないと昨年のレースで経験しましたが、ベストを尽くして戦います。

風が強くタフなコンディションでの一日でした。予選ではクリーンラップを走ることがとても難しく、ほかのマシンと比べても私たちの方がより苦戦をしていたように感じました。昨晩セットアップを調整したので今日のパフォーマンスに期待していたのですが、速さが足りずギリギリの走行でした。いくつかのコーナーではリアが滑ってしまい、マージンを取りながら走っていたためプッシュが思ったようにできず、よいラップにつなげることができませんでした。このサーキットはコースが狭くオーバーテイクが簡単ではありません。予選Q1で終わってしまったことは明日の決勝に影響してしまいそうですが、できる限りのことをしたいと思います。