改善されることを願っていただけに、今日のレースはタフでフラストレーションがたまる一戦になりました。レースを振り返ると、速さが足りなかった上にペースもあまりよくなく、戦略もうまくいきませんでした。気温が高く路面温度が上がったことでタイヤがオーバーヒートしがちになり、特にレースを通してオーバーテイクを仕掛ける時はとても大変でした。他車の後ろで詰まってしまったことでアンダーカットをされてしまい、今日は私たちにとっていい風向きの日にはなりませんでした。取り戻すために時間がかかり、その間にマクラーレンの2台に先行を許してしまいました。ペースがあまりよくなかった分、戦略で戦わなくてはならなかったのですが、今日はそれもうまくいきませんでした。ルイス・ハミルトン選手(メルセデス)との接触では、なにが起こったのかを見直す必要がありますが、ブレーキングが遅すぎたことが原因ではないと思います。マクラーレン勢に勝つことは難しかったと思いますが、昨日の予選から3位は可能だったと思うので、今日は残念な結果となりました

今日はできる限りを尽くしたと思います。ハードタイヤを装着していた最初のスティントはオーバーテイクがとても難しい状況でした。ハードタイヤでスタートすることは攻めた戦略だったと思いますが、私たちにとってはうまく作用したようでした。スタートから正しいタイミングで確実に改善を重ねていきながら、うまくまとめることが重要でした。チームは一晩でマシンを作り直さなければならなかったため、100%のセットアップではありませんでしたが、マシンとの一体感を感じられたことはポジティブでしたし、感覚を取り戻せてきているようで自信にもつながりました。昨日のクラッシュの後、リカバリーのためにチームはすばらしい仕事をしてくれたので、自分のパフォーマンスを最大限に発揮する必要がありました。チームのみんなや私と一緒に戦ってくれる人たちのために、全力を尽くさなければなりません。引き続き改善に努め、調子を取り戻すことに専念したいと思います。今日はトップグループで戦えるペースがあることを示せたので、表彰台に戻るのも時間の問題でしょう

今日のレースに間に合わせるために、昨晩全力を尽くしてマシンの修復に努めてくれたメカニックのみんなに感謝を伝えたいです。あのような大きなクラッシュの後では多くのものを取り換える必要があり、簡単な作業ではなかったはずですが、チームのみんなのおかげで今日はポイントを獲得できました。昨日のクラッシュから取り返すことができてとても安心していますし、タイヤマネジメントも満足がいくパフォーマンスを発揮できたと思います。コンストラクターズランキング争いをしているハースの2台よりも前で終えられたことは、今後のレースにとってポジティブな結果になりました

今日のレースは長くフラストレーションがたまる一戦でした。クリーンエアで十分なペースを発揮できませんでした。ミディアムタイヤでスタートした数周後にピットに入り、ソフトタイヤでスタートした他車と同じタイミングでハードのニュータイヤに履き替えたところ、トラフィックに巻き込まれてしまいました。週末を通して速さがあっただけに、なおさら悔しい結果となりました。もっと速さのあったほかのマシンたちとニュータイヤでは十分に戦えなかったことで、序盤でレースを失ってしまったような気がしています