Race
F1 2024
Round 3

オーストラリアGPでペレスは5位、角田は7位入賞

au Albert Park

3月24日(日)、第3戦オーストラリアGPの決勝がアルバート・パーク・サーキットで行われました。HondaがTeam PartnerとしてサポートしているOracle Red Bull Racingのセルジオ・ペレスは5位フィニッシュ。Visa Cash App RB Formula One Teamの角田裕毅は7位入賞を果たしました。

オーストラリアGPでペレスは5位、角田は7位入賞

Visa Cash App RB Formula One Teamのダニエル・リカルドは12位フィニッシュ。Oracle Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンはトラブルでリタイアとなりました。


Sergio Perez
Sergio Perez 11
Oracle Red Bull Racing
金曜日のロングランでは苦戦し、土曜日に向けていろいろと打開策を試してみたのですが、あまりうまくいかず、理想的なウイークエンドとはいえませんでした。最初のスティントではバランスがいま一つで、リアのグリップがなく、リアタイヤをすっかり消耗し、2回目のスティントではフロントタイヤを消耗してしまいました。バランスが悪く、タイヤのデグラデーション(劣化)のせいで守りに入ってしまい、フェラーリやマクラーレンとの対決に至りませんでした。それに加えてグリッド降格ペナルティーも痛手でした。これがなければもう少し上位を目指せたと思います。今回はコースに左右されるレースでしたが、次回の鈴鹿ではトップを目指したいと思います

Yuki Tsunoda
Yuki Tsunoda 22
Visa Cash App RB Formula One Team
チームのおかげで、ついにトップ10入りを果たすことができました。 本当にうれしいです! ウイークエンドを通してとても安定していて、マシンも感触がよかったので、落ち着いてレースに臨み、クリーンなレースでポイント獲得を目指していましたが、それを達成することができました。ミスがなかったことは、今後のレースに向けてチームにとっても私自身にとっても自信につながる重要なことです。クリーンなレースと言葉にするのは簡単ですが、これまでの2レースはフラストレーションがたまるものだったので、マシンの調整が功を奏して7位入賞を果たせたことに、とても達成感があります。レースごとに大幅に改善を重ねてくれたチームの仕事ぶりはとてもすばらしかったです。昨年のオーストラリアGPと今年との違いは、驚くほどです。マシンに対して大いに注いだ努力は報われました。ほかのチームが相当ペースを上げていたので、正直なところきついレースでしたが、パフォーマンスもチャンスも最大限に引き出すことができて、とてもうれしいです。そして、ジョージ・ラッセル選手(メルセデス)が無事と分かってよかったです。この結果を携えて次回の鈴鹿に臨めるので、日本のファンの皆さんに期待していただけるとうれしいです。F1のホームレースでポイントを獲得したことはないですが、マシンは好調なので、今年は再挑戦したいです。毎週、自分自身をリセットしていますが、マシンは昨年と違ってとても安定しているのは強みです。これまでのレースの教訓を活かしてチームにより貢献できるよう集中します。結果を分析し、リセットして鈴鹿でまた頑張ります!

Daniel Ricciardo
Daniel Ricciardo 3
Visa Cash App RB Formula One Team
昨日のフラストレーションは昨夜のうちに発散して、今日は気持ちを切り替えました。今日は新たな一日として精一杯取り組み、いくつかいいスティントもありました。私と同じように早めにピットインする選手が多かったですが、グリッド最後尾からのスタートだったので、なにかを試みる必要がありました。ハードコンパウンドで臨んだ最初のスティントでは、VSCが導入されてグレイニングが早く、タイムを少しロスしましたが、2回目はかなり競争力がありました。何度かブルーフラッグが振られる前、ラップタイム1分21秒台前半で走行できた周回もありました。ただ、十分にスピードが出ないコーナーがあり、まだなにかが足りない感触もありました。レース中、データを収集するのにいいポイントをマークしたので、マシンの状態を理解するのに役立つと思います。これまで重ねてきた準備もあり、もう少しいいウイークエンドにしたかったのですが、パニックにならず、入賞を目指してチームと協力していくのみです。マシン自体は昨年からさほど変わっているようには感じていません。アップデートはありましたが、特徴はとても似ています。その点はマシンを信頼していますし、すべてを変更する必要はないでしょう。今後のレースで、ポジティブなパフォーマンスにつながるような解決策を見出せると思います

Max Verstappen
Max Verstappen 1
Oracle Red Bull Racing
今日は残念でしたが、データを見るとスタート直後に右のリアブレーキがスタックし、ロックしてしまいました。ハンドブレーキをかけて走っているような感じで、温度が上昇し続け引火してスモークが上がるのが見えました。走りに違和感のあるコーナーもあって、とても混乱しました。第3コーナーでのブレーキングの際、リアアクスルに違和感があり、第6と第7コーナーではリアのグリップがありませんでした。チームが調査してくれるので原因は分かると思いますが、とにかくコントロールできませんでした。グリッドまではマシンが好調だっただけに残念ですが、こういう事態はどうしようもありません。ウイークエンドを通してマシンは改善していましたし、優勝の見込みもあっただけに完走できなかったのは残念です。こういう日もありますが、ここまでのすばらしいパフォーマンスを誇りに思うことが大事ですし、鈴鹿では復活を果たせると思います



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