サウジアラビアGPでOracle Red Bull Racingが1-2フィニッシュ

今日で記念すべき100回目の表彰台になり、チームにとってすばらしい週末にすることができました。ジェッダで勝つことができてとてもうれしいです。シーズンを最高のかたちでスタートできていますが、マシンのすべてのポテンシャルは未知数なので、この流れを絶やさずに続けていきたいです。セーフティカーによる早めのピットストップにより、ペースのマネジメントが重要でした。ギャップを広げようとプッシュした時も限界を攻めすぎず、リスクを負うようなことはしませんでした。レース中はとても長いハードタイヤのスティントになりましたが、タイヤマネジメントがうまくいき、マシンのペースはとてもよかったです。最終スティントではタイヤが冷えてグリップが下がりましたが、プッシュし続けた結果、今日のレースはすべてをうまくまとめることができたと思います。最終目標のチャンピオン獲得に向けて、よいかたちでシーズンをスタートできています

序盤にセーフティカーが入った時に、残念ながら私たちの流れは決まってしまったようでした。ランド・ノリス選手(マクラーレン)とルイス・ハミルトン選手(メルセデス)とのトラフィックにはまってしまい、そこで7、8秒タイムロスしてしまいました。優勝争いをするためには、もっと早く切り抜けなければなりませんでした。それ以外は、よいパフォーマンスとともに力強さをみせられたと思います。求めていたことを達成し、私たちが本来あるべきレベルにさらに近づくことができたので、この週末は2歩前進の気分です。フェラーリ勢にはペースがあるので、今後もサーキットによっては僅差の戦いになるでしょう。今日のレースで私たちは限界まで攻めましたが、彼らはポテンシャルのすべてを出しきってはいないようでした。フェルスタッペン選手はとてもハイレベルなドライビングをしていて、今シーズンの予選と決勝で最大限の力を発揮できている唯一の選手だと思います。彼という最高の挑戦相手がいることは、私にとってすばらしいことです。これからもレースごとに進化を続けなければなりません。次戦のメルボルンに向けて全集中し、ここジェッダで成し遂げたことよりもさらに上を目指します

今日は難しいレースになりました。前のマシンをオーバーテイクしようとしていた時、後ろから抜かれてしまい、自分のせいでミスをしてしまいました。今日はペースとグリップに苦労し、走行が困難でした。予選がとてもよかったことは今週末のポジティブな点なので、レースペースを見直して原因を見つけたいと思います。今日のレースは改善できることが多かったので、学んだことを今後に活かせるようにしていきます

タフなレースでした。今週末は総じてフラストレーションがたまるレースになりました。セーフティカー中にほぼ全員がピットインをしましたが、ピットストップで後れを取ってしまいました。さらに終盤にミスをして第1コーナーの縁石に乗り上げてスピンをしてしまいました。それでもこの週末はポジティブな反応もあり、改善の兆しが見えていますし、気持ちは前向きです。次戦まで1週間空きますが、みんながそこで大きく調整を加えてくるはずなので、私たちも次戦に向けてよいパッケージを用意しなければなりません。チームも私と同じ気持ちでいるでしょう。次戦のメルボルンでのレースを楽しみにしています