Formula 1

【2022シーズン総集編】フェルスタッペンが史上最多シーズン15勝を挙げ2年連続チャンピオンに輝く

2021年をもってパワーユニットサプライヤーとしてのF1参戦を終了したHonda。2022年シーズンからはRed Bull Groupからの要請のもと、パワーユニット開発部門であるRed Bull Powertrainsを、新体制となったHRCが支援する形で、Oracle Red Bull RacingとScuderia AlphaTauriの2チーム4台をサポートした。

【2022シーズン総集編】フェルスタッペンが史上最多シーズン15勝を挙げ2年連続チャンピオンに輝く

相次ぐリタイアで波乱の幕開け

2022年の開幕戦バーレーンGPでは、前年ドライバーズタイトルを獲得したOracle Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンと、チームメートで前年ランキング4位のセルジオ・ペレスが終盤でリタイア。F1レギュラードライバー唯一の日本人であるScuderia AlphaTauriの角田裕毅が8位入賞を果たすが、チームメートのピエール・ガスリーもリタイアとなり、両チームにとって厳しい幕開けとなった。

第2戦サウジアラビアGPではフェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)を下し今季初優勝。しかし、フェルスタッペンは第3戦オーストラリアGPで再びトラブルに見舞われリタイアとなり、ペレスが2位表彰台に登壇するもチームとしては伸び悩む序盤戦となった。


マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス/第4戦エミリア・ロマーニャGP
マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス/第4戦エミリア・ロマーニャGP

フェルスタッペン連勝により状況好転

しかし、第4戦エミリア・ロマーニャGPでのフェルスタッペン、ペレスによる今季初の1-2フィニッシュを皮切りに状況は好転する。続く第5戦マイアミGP、第6戦スペインGPもフェルスタッペンが連勝を果たし、ポイントランキングトップに浮上した。


セルジオ・ペレス/第7戦モナコGP
セルジオ・ペレス/第7戦モナコGP

第7戦は世界三大レースの一つに数えられるモナコGP。序盤で3番手についていたペレスは追い抜きが困難なコースでありながらもトップに立ち、悲願のモナコGP初制覇を達成。メキシコ人ドライバーとしても初の優勝を飾った。

第8戦アゼルバイジャンGPでもフェルスタッペンとペレスが今季3度目の1-2フィニッシュを果たし、Oracle Red Bull Racingの独壇場に。続く第9戦カナダGPではフェルスタッペンが優勝し、ランキングトップを独走する状態となった。

第10戦イギリスGPではペレスが2位、第11戦オーストリアGPはフェルスタッペンが2位と、首位をフェラーリ勢に奪われる展開となったが、第12戦フランスGPにてフェルスタッペンが優勝。第13戦ハンガリーGPでは、予選でフェルスタッペンのパワーユニットにトラブルが発生し10番手となるも、決勝に向けての対策が功を奏し逆転優勝。Oracle Red Bull Racingが好成績を収めシーズンを折り返した。


マックス・フェルスタッペン/第15戦オランダGP
マックス・フェルスタッペン/第15戦オランダGP

フェルスタッペンが5連勝を達成

サマーブレイクを終えて迎えた第14戦ベルギーGPでも、フェルスタッペンとペレスが今季4度目の1-2フィニッシュを果たし好調な滑り出しを見せた。

続く第15戦、フェルスタッペンが母国開催のオランダGPにてポール・トゥ・ウインを果たし今季10勝目を挙げた。第16戦イタリアGPでも優勝し5連勝を達成。第17戦シンガポールGPでは7位となるも、ペレスが優勝を果たしチームをカバーする運びとなった。


マックス・フェルスタッペン/第18戦日本GP
マックス・フェルスタッペン/第18戦日本GP

日本GPでドライバーズタイトル2連覇決定

鈴鹿サーキットで開催された第18戦日本GPは、終始雨が降るウエットコンディションで行われた。3周目、天候が悪化したことで赤旗中断。レースは本来のスタート時間から2時間以上遅れて再開した。ピットインのタイミングが戦況を左右する展開となったが、フェルスタッペンが首位を独走して優勝、ペレスが2位となり表彰台に登壇。今季12勝目を挙げたフェルスタッペンは4戦を残して、2年連続のドライバーズタイトルを獲得した。

鈴鹿サーキットレーシングスクール出身、初のホームGPとなった角田は、中盤までポイント圏内を走行したが、タイヤが最後まで持たずにピットインし16番手まで後退。最後は13位フィニッシュと惜しくも入賞に届かなかった。


マックス・フェルスタッペン/第19戦アメリカGP
マックス・フェルスタッペン/第19戦アメリカGP

Oracle Red Bull Racing二冠達成

第19戦アメリカGPでは35周目、フェルスタッペンが首位でピットインするもタイヤ交換に手間取り、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ルクレールに先行を許す場面があったが、見事抜き返して優勝。この結果、Oracle Red Bull Racingはコンストラクターズタイトルを獲得し、フェルスタッペンのドライバーズタイトルと合わせ二冠を達成した。

フェルスタッペンは第20戦メキシコシティGPで再度優勝するも、第21戦サンパウロGPではレース序盤の接触とペナルティが影響し6位フィニッシュ。チームメートのペレスもタイヤに苦しみ7位となった。


マックス・フェルスタッペン/第22戦アブダビGP
マックス・フェルスタッペン/第22戦アブダビGP

最終戦のアブダビGPではフェルスタッペンが調子を取り戻してポールポジションを奪った。その後首位を走り切り、2番手ルクレールと8秒以上の差をつけポール・トゥ・ウインを達成。史上最多シーズン15勝という卓越した戦績をもって2022年シーズンを締めくくった。


角田裕毅/第22戦アブダビGP
角田裕毅/第22戦アブダビGP

ペレスはランキング2位をかけてルクレールとし烈な2番手争いを繰り広げるも、わずかに届かず3位でフィニッシュ。Scuderia AlphaTauriの角田は11位、ガスリーは14位で完走を果たした。


ピエール・ガスリー/第22戦アブダビGP
ピエール・ガスリー/第22戦アブダビGP

不安の見えるスタートを切った今シーズンであったが、中盤からは大きな問題もなく勝利を重ねたOracle Red Bull Racing。終わってみれば、フェルスタッペンが史上最多15勝を挙げて2年連続のドライバーズタイトルを獲得し、ペレスが2勝を挙げてランキング3位。22戦中17勝とライバルたちを圧倒する成績を収めた。


Race Report

Rd.01 バーレーンGP:角田裕毅が8位フィニッシュ

Rd.02 サウジアラビアGP:マックス・フェルスタッペンが今季初勝利を挙げる

Rd.03 オーストラリアGP:セルジオ・ペレスが2位表彰台

Rd.04 エミリア・ロマーニャGP:Oracle Redbull Racingの二人が1-2フィニッシュ

Rd.05 マイアミGP:マックス・フェルスタッペンが2連勝、初開催のマイアミGPで勝利

Rd.06 スペインGP:Oracle Red Bull Racingが1-2フィニッシュ。マックス・フェルスタッペンがポイントランキングトップに浮上

Rd.07 モナコGP:セルジオ・ペレスがモナコGPを制す。マックス・フェルスタッペンが3位

Rd.08 アゼルバイジャンGP:Oracle Red Bull Racingが今季3度目の1-2フィニッシュ

Rd.09 カナダGP:マックス・フェルスタッペンが2連勝でカナダGPを制す

Rd.10 イギリスGP:セルジオ・ペレスが2位表彰台を獲得

Rd.11 オーストリアGP:マックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得

Rd.12 フランスGP:マックス・フェルスタッペンが今季7勝目をマーク

Rd.13 ハンガリーGP:10番手スタートのマックス・フェルスタッペンが逆転で今季8勝目をマーク

Rd.14 ベルギーGP:Oracle Red Bull Racingが1-2フィニッシュ。マックス・フェルスタッペンは今季9勝目

Rd.15 オランダGP:マックス・フェルスタッペンが母国GPでポール・トゥ・ウイン、今季10勝目を挙げる

Rd.16 イタリアGP:マックス・フェルスタッペンが優勝し、5連勝。今シーズン11勝目

Rd.17 シンガポールGP:セルジオ・ペレスがシンガポールGPで今季2勝目をマーク

Rd.18 日本GP:マックス・フェルスタッペンが今季12勝目とともに、ドライバーズチャンピオンを獲得

Rd.19 アメリカGP:フェルスタッペンが優勝、ペレスが4位入賞。Oracle Red Bull Racingがコンストラクターズタイトル獲得

Rd.20 メキシコシティGP:マックス・フェルスタッペンが今季14勝目を挙げる

Rd.21 サンパウロGP:マックス・フェルスタッペンが6位

Rd.22 アブダビGP:マックス・フェルスタッペンが今季15勝目を挙げシーズンを締めくくる


ポイントランキング

Pos. Driver Num. チーム Constr. Pts
1 Max VERSTAPPEN 1 Oracle Red Bull Racing Red Bull Racing 454
2 Charles LECLERC 16 Ferrari Ferrari 308
3 Sergio PEREZ 11 Oracle Red Bull Racing Red Bull Racing 305
4 George RUSSELL 63 Mercedes Mercedes 275
5 Carlos SAINZ 55 Ferrari Ferrari 246
6 Lewis HAMILTON 44 Mercedes Mercedes 240
14 Pierre GASLY 10 Scuderia AlphaTauri Scuderia AlphaTauri 23
17 Yuki TSUNODA 22 Scuderia AlphaTauri Scuderia AlphaTauri 12

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