朝から行われたセッション6は、強い日差しが照りつける中スタートしました。 トップタイムはYART Yamaha Official EWC TEAM(ヤマハ)で2分6秒424を記録。2番手にはTeam HRC with 日本郵便(高橋巧、長島哲太、チャビ・ビエルゲ)が続き、2分7秒569。3番手はF.C.C. TSR Honda France(タラン・マッケンジー、マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェ)で2分7秒708となりました。 続く4番手はSDG Honda Racing(名越哲平、浦本修充、埜口遥希)、6番手はTTSRacing MurayamaUnso HondaDream(秋吉耕佑、今野由寛、長谷川聖)、9番手はAstemo Honda Dream SI Racing(作本輝介、水野涼、渡辺一馬)、12番手はTOHO Racing(清成龍一、國峰啄磨、榎戸育寛)、13番手はTeam ATJ(岩田悟、高橋裕紀、小山知良)で、ここまでは2分8秒台を記録します。 Honda Asia-Dream Racing with SHOWA(モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ、アンディ・ファリド・イズディハール、ナカリン・アティラプワパ)は17番手、2分9秒842となりました。
続いて行われたフリープラクティスセッション1は、転倒者が多く、最後は赤旗中断でそのまま終了となりました。 ここではTeam HRC with 日本郵便が2分6秒458でトップタイム。2番手にはTOHO Racing、3番手にSDG Honda Racing、4番手にF.C.C. TSR Honda France、6番手にTeam ATJが入り、8番手までが2分7秒台を記録。10番手にAstemo Honda Dream SI Racing、11番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ(伊藤和輝、日浦大治朗、荒川晃大)がつけました。
午後には、予選1回目の走行がブルーライダーからスタートしました。 走行開始後、Honda Dream RT 桜井ホンダの伊藤が転倒、Team Kawasaki Webike Trickstar(カワサキ)のランディ・ド・プニエもそれに続き、波乱のスタートとなりました。 Astemo Honda Dream SI Racingの水野は2分7秒048のトップタイムをマークするとピットイン。その直後に赤旗が提示されます。 予選が再開されると、真っ先にTeam HRC with 日本郵便の長島が飛び出します。YART Yamaha Official EWC TEAM(ヤマハ)のニッコロ・カネパが2分6秒513を記録して1番手となった直後に、長島が2分5秒722のトップタイムとなり首位に立ちます。水野は4番手。5番手にはF.C.C. TSR Honda Franceのディ・メリオとなりました。
続いて、イエローライダーのアタックがスタート。こちらも走行開始直後にF.C.C. TSR Honda Franceのアラン・テシェとS-PULSE DREAM RACING-ITEC(スズキ)のジョシュ・ウォータースがスプーンカーブで接触転倒。TSRのマシンから火が出て赤旗中断となります。その後一時再開されますが、再び赤旗が提示されました。 残り時間6分23秒でアタックが再開。トップタイムはYART Yamaha Official EWC TEAMのマーヴィン・フリッツで2分7秒084、続く2番手はTeam HRC with 日本郵便の高橋で2分7秒158となりました。Astemo Honda Dream SI Racingの渡辺は4番手となりました。
レッドライダーの予選1回目の走行も、コースイン直後に赤旗が提示されます。再開後、すぐにTeam HRC with 日本郵便のビエルゲが2分6秒121のトップタイムを記録してピットイン、スタッフの祝福を受けました。 SDG Honda Racingの埜口が2分7秒594で2番手に浮上。そのタイムをF.C.C. TSR Honda Franceのマッケンジーが2分7秒486と上回り2番手となります。YART Yamaha Official EWC TEAM(ヤマハ)のカレル・ハニカが2分6秒009とタイムアップしてトップとなり、ビエルゲが2番手。TOHO Racingの榎戸が2分7秒317とタイムアップして3番手に浮上します。しかし、その直後のスプーンカーブで転倒。予選終了間際に赤旗が提示され、そのまま終了となりました。
この日は予選走行のあとに、18時30分から19時30分まで、ナイトセッションが行われました。トップタイムはYART Yamaha Official EWC TEAM(ヤマハ)で2分7秒669を記録、2番手はTeam HRC with 日本郵便で2分7秒967と上位2チームが2分7秒台となりました。 F.C.C. TSR Honda Franceが2分8秒572で3番手につけました。SDG Honda Racingは16番手。Honda Asia-Dream Racing with SHOWAは18番手で走行を終えました。
Honda Asia-Dream Racing with SHOWAの玉田誠監督は「朝の走行でザクワンが転倒しましたが、ケガもなく次の走行では問題なく走ることができました。ケガをしたアンディに関しては、慎重な走行をしてもらいました。チームとしては、走行を重ねるごとに、よくなっている感触があります」と語りました。
F.C.C. TSR Honda Franceの藤井正和監督は「アランが接触転倒してしまうアクシデントがありましたが、マッケンジーは、よく健闘してくれたと思います。ディ・メリオもアベレージをキープしてくれていますね。決勝に向けて準備をしていきます」と明日の走行に向けた意気込みを話します。
Team HRC with 日本郵便は、午前中の走行ではマシンのチェックを中心に行い、決勝に向けてのセッティングを確認。午後の予選では、チームとしてのアベレージの高さを示し、長島が目標としていたトップタイムを達成しました。明日に向け調整を進めます。