Joint Test Day 2
EWC 2023
Round 3

8耐公開テスト2日目 本番さながらの暑さの中、Team HRCはロングランをこなす

jp Suzuka Circuit

7月6日、鈴鹿サーキットで「世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会(鈴鹿8耐)」に向けた公開テストの2日目が行われました。

8耐公開テスト2日目 本番さながらの暑さの中、Team HRCはロングランをこなす

テストはA,B組に分けられ、午前中に70分間のセッション5、午後からも同様に70分間のセッション6が行われました。テスト1日目とは違い、朝から強い日差しが降り注ぎ、気温が上昇。気象庁発表の最高気温は33℃ですが、鈴鹿サーキットでは路面の照り返し、エンジンの熱気でより厳しい暑さに。路面温度は午前中から55℃を記録し、午後にかけて60℃まで上昇する、鈴鹿8耐本番さながらのテストになりました。

セッション5は、Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介、水野涼、渡辺一馬)が2分7秒958で3番手につけ、F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェ)が2分7秒891で4番手、Team HRC(高橋巧、イケル・レクオーナ、チャビ・ビエルゲ、長島哲太)が2分7秒791で5番手。6番手にSDG Honda Racing(名越哲平、浦本修充、國井勇輝)で2分7秒940。11番手にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA(ザクワン・ビン・ザイディ、アンディ・ファリド・イズディハール・ナカリン・アティラプワパ)で2分8秒499となります。

セッション6はTeam HRCの長島がトップで、2分6秒077とタイムアップ。2番手にAstemo Honda Dream SI Racingが2分6秒638、3番手にF.C.C. TSR Honda Franceが2分6秒811と、ここまでが6秒台を記録します。4番手にSDG Honda Racingで2分7秒254、7番手にHonda Dream RT SAKURAI Honda(伊藤和輝、日浦大治朗、荒川晃大)が2分7秒895を記録します。10番手にTeam ATJ(岩田悟、高橋裕紀、小山知良)が2分8秒271でつけました。Honda勢はトップ10に6チームが入りました。

Team HRCはロングランを中心にこなし、ライダーたちは感触を確かめることができました。気温、路面温度の上昇で本番に近いコンディションでのテストとなり、貴重なデータを蓄積。さらに、本番さながらのピットワークもこなし、本戦に向けての準備を整えました。

Hondaは、昨年に続く鈴鹿8耐連勝を狙います。Team HRCの高橋は今季優勝を達成すると、宇川徹が持つ最多優勝記録の5勝に並ぶことになります。


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Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 33
Team HRC
自分はこの前のセッションで走行をしたので、ロングランは他の3人がこなしてくれました。考えていたよりも走行時間がなかったので、本番に近いコンディションになった今日の走行をもっとこなしたかったという思いはありますが、他の3人ががんばってくれたので本番に向けてはポジティブです。今年は5回目の8耐優勝への質問が多くありますが、自分としては記録にこだわるというより、一つひとつのレースで勝つことに集中していきたいと思っています。今年も優勝できるように全力で挑みます

Iker Lecuona
Iker Lecuona 33
Team HRC
午前中にロングランをこなしましたが、昨年のイメージと比べるとフィーリングが少しよくなくて、目標としていたアベレージタイムに届きませんでした。今日は昨日に比べて、昨年に近いところまでは行けているので、そんなに心配はしていません。レースウイーク本番に調整して、しっかりと目標タイムに到達させたいと思います。昨年の優勝の感動は、いまだに忘れられないし、もう一度、あの喜びを体験できるようにがんばります

Xavi Vierge
Xavi Vierge 33
Team HRC
ロングランをこなしてみて、前回のテストで乗ったマシンとはポジションが違って、少し乗りにくかったという印象があります。目標タイムにも届かず、アベレージを一定に保つことができませんでした。走行台数も多く、暑さもあって思うようにいきませんでしたが、この走行を経験できたことは、本番を走る上で重要だったと思います。昨年は本戦を走ることがなく、ピットで皆のサポートをしていたので、参戦ライダーになりたいという気持ちが強くなりました。今年は、優勝してみんなと喜びたいし、それができるチームにいることが誇らしい。本番を楽しみに、また戻ってきます

Tetsuta Nagashima
Tetsuta Nagashima 33
Team HRC
自分の身体の確認が、大きな目的のテストでした。ロングランもして、トップタイムを記録できた充実のテストだったと思います。ライダーとして当たり前のことをしっかりこなせたと思います。ここから本番まで約1カ月あるので、気を抜かず、もっといい状態にしていきたいと思います。今年、参戦できる可能性があるのはこの鈴鹿8耐だけなので、なんとしても参戦したいです。選んでもらえるように、精一杯に挑みました。昨年のようにしっかりとチームに貢献して優勝したいと思っています

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 73
SDG Honda Racing
今日は8耐により近いコンディションで、3人が多くの周回をこなすことができました。その走行で8耐に必要なデータがたくさん取れたので、非常にポジティブにテストを終えることができました。昨年は自分自身ケガに悩まされて挑んだ8耐でした。結果も、序盤で追突されてしまうという非常に悔しい内容でした。今シーズンは3人の速さや強さを見せて、優勝を目指して全力で闘いますので、応援よろしくお願いします

Yuki Kunii
Yuki Kunii 73
SDG Honda Racing
このチームで鈴鹿8耐を走るのは初めてで、優勝候補のチームですし、自分がどれくらいやれるのか不安もありました、午後にロングランをすることができて、マシンやコンディションに合わせて自分自身でアジャストして、コンスタントに乗ることができたので少し安心しました。チームの雰囲気もよくて、テストの内容を見ても、表彰台を目指せる勢いがあると感じています。たくさんの人の応援を力にして頑張りたいと思います。チームメートの2人に負けないように、しっかりと走って上位を目指します

Naomichi Uramoto
Naomichi Uramoto 73
SDG Honda Racing
前回のテストには参加できていなかったのですが、チームの皆がしっかりといいマシンを作ってくれたので、走り出しからいいリズムで乗れました。ロングランも消化していいタイムを出すことができ、本戦に向けて準備ができたと思います。昨年からこのチームで走らせてもらい、今年もラインナップに加えてもらえたことがうれしいです。昨年はとても悔しい思いをしたので、その雪辱を果たせるように精一杯に挑みますので、応援よろしくお願いします

Josh Hook
Josh Hook 1
F.C.C. TSR Honda France
今日はかなりいい感触でした。たくさんのことをテストすることができました。特にリアグリップを改善するために、いろいろなことを試しました。マシンはユーズドタイヤで走行していい感触を得ることができて、いい方向に進んでいることが確認できました。今日はいくつか進歩があったし、チームもすばらしい仕事をしてくれました。だから僕たちは皆、安心して自信を持ってレースに臨むことができると思っています

Mike Di Meglio
Mike Di Meglio 1
F.C.C. TSR Honda France
マシンは走るたびによくなって、今日のテストでかなり改善したと思います。毎回ペースは上がっているし、路面温度も高かったのでいいテストができました。今回のテストは全般的にいい感触を得られました。さらにもう少しペースが上げられれば、言うことはないので、レースウイークにはそこに取り組んでいきます

Alan Techer
Alan Techer 1
F.C.C. TSR Honda France
ようやく、溜まっていたストレスが解消できて、フィーリングはよくなりました。僕はマシンを楽しんで乗り、チームメートとの差を縮めることができました。チームスタッフもよく働いてくれているし、レースに向けていくつかの解決策を見つけることができたと思います。なので、自信を持ってレースに臨むことができます

Md Zaqhwan Bin Zaidi
Md Zaqhwan Bin Zaidi 88
Honda Asia-Dream Racing with SHOWA
この2日間のテストは両日とも、昨年に比べてポジティブでよいものでした。一生懸命働いてくれたチームのみんなに感謝します。今年の目標はトップ5フィッシュを達成することですが、もちろんチャンスがあれば表彰台を狙いたいです

Andi Farid Izdihar
Andi Farid Izdihar 88
Honda Asia-Dream Racing with SHOWA
このテストでロングランをこなし、それもいいアベレージタイムを刻めたことはとてもポジティブです。走行を重ねることで、さらなる改善のアイデアを見つけることができたので、レースウイークで試したいと思います。レースの目標はトップ5に入ることです。ですが、何が起きるかわからないのが鈴鹿8耐なので、表彰台の可能性があれば挑みたいと思います

Nakarin Atiratphuvapat
Nakarin Atiratphuvapat 88
Honda Asia-Dream Racing with SHOWA
今回のテストでは、ドライ・ウエット両方の路面を経験することができました。その中で前進することができたと思いますが、レースウイークではさらに進化するためにライディングスタイルを変えて挑もうと考えています。レースウイークではタイムアップするためにも、しっかりとトレーニングをこなして本番に挑みたいと思います


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