Arlington 1
AMA SX 2021
Round 10

セクストンが4位に入りベストリザルトを更新、ロクスンは6位

us AT&T Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第10戦が、ダラス近郊のアーリントンで行われました。前戦デイトナで折り返し地点を過ぎたシリーズは、いよいよ後半戦に突入します。当地では今シーズン序盤戦のヒューストンやインディアナポリスと同様、トリプルヘッダー(土曜/火曜/土曜)が組まれています。

セクストンが4位に入りベストリザルトを更新、ロクスンは6位

AT&Tスタジアムはアーリントンにある多目的ドームで、NFLチームのダラス・カウボーイズが本拠地としている巨大な施設です。付近一帯はスポーツ観戦でにぎわうエリアとなっており、テキサス・レンジャーズの新球場、グローブライフ・フィールドに隣接しています。

プラクティスが行われた昼過ぎには外気温が28℃まで上昇し、パドックとコースを行き来すると汗ばむほどの陽気でした。計時予選では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が44秒618をマークして6位、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は44秒846で8位になりました。予選結果にはトップ9人が44秒台に名を連ねており、差がつきにくいコースのキャラクターが表れていました。

Team Honda HRCの2人は、そろってヒート1に出走しました。セクストンは中団から追い上げて5位フィニッシュ。ロクスンは2位争い中の7周目に転倒を喫して、7位でチェッカーを受けました。この結果ロクスンのゲートピックは13番目となり、決勝のスタートに不安材料を残してしまいました。

20分+1周のメインレースでは、セクストンが6番手でスタート。ロクスンはゲートから発進した直後のギャップで一瞬失速し、1周目は11番手と出遅れました。序盤の混戦からうまく抜け出したセクストンは、6周目に3番手へ浮上。先行するジャスティン・バーシア(ガスガス)を1.5秒差まで追い詰めました。レース後半に差しかかると、背後にジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が迫り、セクストンは16周目に4番手へ後退。ポディウムは逃しましたが、自己ベストリザルトをゲットしました。ロクスンは序盤7番手まで浮上した後、16周目にディーン・ウィルソン(ハスクバーナ)をかわして6番手となり、その後はポジション変動がないままフィニッシュ。6位にとどまったロクスンはポイントランキング首位をライバルに明け渡し、7ポイントビハインドの総合2位となっています。


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
このアーリントンでの1戦目は、自分にとってデイトナよりはいい大会でした。プラクティスはそれほど順調ではなかったのですが、終日乗れている感じで、ただ望むようなスピードが出ていなかったように思います。ヒートレースではスタートがあまりよくなかったのですが、何とかきれいなパッシングをいくつか決められました。メインレースではゲートピックが不利でアウト寄りになった割には、好スタートを切ることができました。序盤にすごくいいパッシングが決まって、負傷からのカムバックレースだった先週と比べると乗れていました。ここから積み重ねていくのだと思うといいレースでしたし、優勝でなかったことは確かですが、もっと弾けてリザルトを上げていこうと思える大会でした

Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
今日、土曜日の始まり方はとても順調でした。クオリファイでは乗れていたし、ナイトショー最初のヒートレースにも好スタートで入れました。ただ直角コーナーにディーン・ウィルソンと並んで入ったので、アウトにふくらんで4番手に下がりました。1人抜いて3番手に上がり、ディーンを攻略しようと何度も並びかけたんですが、連続ジャンプの入口で3個飛ぼうとして失敗し、転倒してしまったのです。ポジションは7位まで下がりましたが、残念ながらこれはメインレースでのゲートピック順が悪くなることを意味していました。案の定、ゲートの先に掘れたわだちがあるところしか残っていなくて、メインレースのスタートは散々でした。走り出してからもなかなか前に進めず、パッシングもうまく決まらず、6位でフィニッシュしました。不本意なリザルトですが、すぐに火曜が控えています。このレースのことは忘れて、仕切り直したいと思います。不幸中の幸いだったのは、今回が決して最終戦でなかったということです。まだ何レースも残っているし、ばん回する時間はたっぷり残っています。今度の火曜日には、スタートから前に出てリベンジしたいと思います。そうすれば上位のライダーと一緒に走れて、おのずと何位をゲットできるかわかることでしょう

450SX リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
12C.ウェブKTM21'04.128
251J.バーシアガスガス+04.013
321J.アンダーソンハスクバーナ+08.248
423チェイス・セクストンHonda+12.539
57A.プレッシンガーヤマハ+15.590
694ケン・ロクスンHonda+19.840
1140ビンス・フリージーHonda+40.269
1310ジャスティン・ブレイトンHonda+1Lap
2037ベニー・ブロッサHonda+3Laps


450SX - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
12C.ウェブKTM223
294ケン・ロクスンHonda216
31E.トーマックカワサキ190
451J.バーシアガスガス176
57A.プレッシンガーヤマハ152
627M.スチュワートヤマハ152
1310ジャスティン・ブレイトンHonda96
1540ビンス・フリージーHonda72
1820ブロック・ティックルHonda63
2037ベニー・ブロッサHonda48
2123チェイス・セクストンHonda44
2412シェーン・マケラスHonda15
26805カーレン・ガードナーHonda12
2849ミッチェル・オルデンバーグHonda8
32981オースティン・ポリテッリHonda3


250SX West - リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
1150S.ハマカーカワサキ15'51.911
241ハンター・ローレンスHonda+01.760
331C.マカドゥーカワサキ+07.201
432J.クーパーヤマハ+17.097
548G.マーチバンクスヤマハ+24.308
647J.スウォルハスクバーナ+27.756
835ミッチェル・ハリソンHonda+32.446
1172コティ・ショックHonda+43.630
1256カイル・ピータースHonda+45.661


250SX West - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
131C.マカドゥーカワサキ70
232J.クーパーヤマハ64
341ハンター・ローレンスHonda58
448G.マーチバンクスヤマハ57
5150S.ハマカーカワサキ55
647J.スウォルハスクバーナ51
972コティ・ショックHonda37
1156カイル・ピータースHonda27
1335ミッチェル・ハリソンHonda24
2739カーソン・マムフォードHonda4


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レポート公開日
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