長い間レース中のプレッシャーに耐え、タイヤをセーブしながら走り、セーフティカーにも対応しながら冷静に走ったジロラミは、ポールポジションからスタートしたレース1にて見事に優勝を獲得しました。
同じくすばらしいパフォーマンスを見せたレース2でしたが厳しい展開を迎えながらも、ジロラミは5位入賞を果たしました。
今大会の活躍により、ジロラミは首位と36ポイント差でチャンピオンシップ2位につけています。またチームランキングでも、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportが現在2位となっています。
エステバン・グエリエリは、レース2でチームメートのジロラミを力強くサポートしました。
後方からスタートしたグエリエリは、まずポイントリーダーを含む先方の集団にアタックし、その後ジロラミの背後に下がり後方からの追撃を防ぎながら走りました。
そのままジロラミに続く6位でフィニッシュかと思われましたが、タイヤ交換のためにピットに戻ったため10位でレース2を終えました。
グエリエリのWTCR参戦100戦目となったレース1では、最終ラップで他車からの飛石によりラジエーターが破損し、徐々に水が減っていくエンジントラブルに見舞われるも走りきり7位を獲得しました。
アッティラ・タッシとティアゴ・モンテイロは、両レースでタイヤトラブルに見舞われながらもポイントを獲得することができました。
レース1でタイヤ交換のためピットストップを余儀なくされたタッシでしたが、5位までリカバーでき、LIQUI MOLY Team Engstlerが持つポテンシャルを見せたレースウイークとなりました。
レース2でタッシはは1周目にすばらしいオーバーテイクを見せ2番手まで浮上した後、トップにプレッシャーを与え続けながら走りました。しかしタイヤ交換のためピットストップをし、レース2を8位で終えることになりました。
日曜日に誕生日を迎えたモンテイロは、前日の予選までの全セッションでトップ10入りを果たす好調を見せており、今日の両レースでは後方からスタートしながらもそのポテンシャルを発揮し活躍を見せました。
モンテイロはレース2ではグエリエリとジロラミと同じ集団の中で8番手を走行していましたが、残り5周となったところピットストップを行い、結果は11位となりました。
8周目にピットストップを余儀なくされたレース1でも、モンテイロは11位を獲得しています。