タッシ、WTCR最後のレースをポールポジションからスタート
サウジアラビアのジェッダで開催されているWTCR(FIA World Touring Car Cup)時代の最終戦にて、アッティラ・タッシ(LIQUI MOLY Team Engstler)はポールポジションを獲得しました。
全長3.450kmのサーキットにて、Hondaドライバーにとって難しい1日となった土曜日のフリー走行で、Honda CIVIC TYPE R TCRを駆るタッシは良いペースでトップ10入りを果たしました。今年で終幕となるWTCRの、2022シーズン最後の予選Q2でタッシはトップ10入りし、一部リバースグリッドによってポールポジションを獲得しました。
ティアゴ・モンテイロ(LIQUI MOLY Team Engstler)は、フリー走行から予選にかけては振動が激しく、タイムアタックは苦戦を強いられ、15番手で予選を終えました。
エステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)は、ホンダ勢4人中で最高の予選結果となり、大接戦となった予選Q2において、8番手タイムを記録。
3グリッド降格ペナルティーにより、11番グリッドからのスタートとなりますが、タッシ同様、部分的なリバースグリッドでレース2は3番グリッドからスタートし、現在の表彰台獲得の記録25回に追加する最後のチャンスになる可能性があります。
ネストール・ジロラミ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)は12番手タイムと、Hondaドライバーの予選がいかに厳しいものだったかを象徴する結果となりました。
ポールポジション3回、予選でのトップ3入りを2回経験しているベブ(ジロラミ)ですが、今回はタイムを記録できませんでした。
さらに、予選後に燃料の最低残量に達していなかったため、すべてのラップタイムをキャンセルされ、明日のレース1・2とも最後尾からのスタートとなります。
明日の2レースは、いずれもF1グランプリ会場の投光照明の下、ナイトレースが行われます。
現地時間の午後7時40分にレース1が、午後10時15分にレース2がスタート。
2022シーズン、またWTCRシリーズとしても最終戦の火蓋が切って落とされます。