タッシの2位表彰台獲得は、Honda勢にとって第3戦でのネストール・ジロラミ以来。またLIQUI MOLY Team Engstlerチームにとっては初めての表彰台でした。
土曜日の予選で今季ベストグリッドを獲得したタッシは、レース2でフロントローの2番手からいいスタートを決めることができました。
ジョーカーラップを巧みに走りぬけ、序盤でトップに躍り出たタッシ。その後、ライバルに追い抜かれてしまいましたが、総距離4.785kmのポルトガルの市街地サーキットで開催された今大会で自身3年ぶりとなる表彰台を獲得しました。
タッシは、レース1では、チームメートのティアゴ・モンテイロとテールトゥノーズの戦いを見せ、9位を獲得しています。
3年ぶりに故郷でのホームレースを迎えたティアゴ・モンテイロは、レース1にて序盤を完ぺきに走り13番手スタートからトップ10まで追い上げ、さらなるポジションアップが期待されましたが、残念ながらライバルと接触。接触によりスプリッターにダメージを負ったモンテイロはその後のチャンスを逃すことになりました。それでもスタートからポジションを上げて11位でレース1を終えました。
レース2は2周目に壁に接触したことが原因となりコースの右側へオーバーラン、同じくCIVIC Type R TCRで戦うエステバン・グエリエリとの接触が避けられず、結果レースを終えることになりました。
この接触により両選手ともにレース2をリタイアせざる得ない状況となりました。
グエリエリは、レース1でポジションアップを図ろうと健闘していたものの、レース後半、ターン11、12のシケインの縁石に乗った衝撃でリアサスペンションの一部が破損し、マシンを止めることとなりました。
レース2でもモンテイロとの接触でリタイアをしたグエリエリにとっては、不運が続いた日となりました。
チームメートのネストール・ジロラミはレース1で自身の今季3度目の表彰台となる3位を獲得し、今大会は両レースと共にトップ10入りを果たしています。
レース1を3番グリッドからスタートしたジロラミはレース序盤を快調にこなし、5周目にジョーカーラップを走るとチームの巧みな戦略によりポジションを落とさずに集団に戻ることができました。
レース2は9位でフィニッシュをし、第5戦の結果を経てドライバーランキングは5位につけています。