グエリエリが予選で好調な走りを見せる
FIA世界ツーリングカー選手権の第3戦がハンガリーのハンガロリンクで幕開けを迎え、今日行われた予選ではエステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が5番手を獲得する活躍を見せました。
Civic Type R TCRでALL-INKL.COM Münnich Motorsportから参戦するグエリエリは40kgのコンペンセーションウェイトを積みながらも、トップ6台が0.174秒内に収まる僅差のQ2にて唯一のアタックラップでカットラインから0.054秒差をつけてポーツシュートアウトへの進出を決めることができました。
トラックリミット違反によりQ3のベストタイムは抹消となりましたが、日曜日のレース1ではトップ5からのスタートグリッドを獲得し、さらにはQ1からQ3までのすべてのセッションで5番手をマークしたため、2ポイントのボーナスポイントを獲得しました。
ポイントリーダーであるチームメートのネストール・ジロラミはQ2では0.3秒後方に沈みましたが、他車へペナルティーが課されたためレース1は7番手グリッドからスタートすることが決まりました。
グエリエリと同じく予選全セッションでトップ10入りを果たし予選結果8番手となったジロラミは、一部リバースグリッドで行われるレース2での3番手グリッドを獲得することとなりました。
Liqui Moly Team Engstlerrのアッティラ・タッシとティアゴ・モンテイロにとっては厳しいレースウイークの滑り出しとなり、予選14番手と17番手という結果で初日を終えることになりました。
他車が事前にスロバキアリングでテストを行うことができていた中、タッシとモンテイロは、タイヤサプライヤーのグッドイヤーがこのハンガリー大会での使用を推奨していた新しいスペックのフロントタイヤを、本大会で今日初めてFP1と延長されたFP2で試すこととなりました。
故郷ハンガリーでのホームレースとなるタッシはFP2で9番手をマークし、ペースのよさを感じていましたが、全車が1秒以内のタイムとなる接戦のQ1でモンテイロとともに敗退となり、惜しくもQ2進出を叶えることができませんでした。