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WTCR 2022
Round 5

モンテイロがヴィラ・レアルのホーム戦に挑む

pt Vila Real

Honda Racingドライバーのティアゴ・モンテイロは、今週末3年ぶりにヴィラ・レアルで開催されるFIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)第5戦で、地元ファンが見守る中での悲願の参戦となります。

モンテイロがヴィラ・レアルのホーム戦に挑む

歴史があり人気も非常に高い公道サーキットで開催されるポルトガル大会は、2020年、21年とコロナウイルスの影響で中止されていました。今年は3年ぶりの開催で、先週のモーターランド・アラゴンに続くイベリア半島でのダブルヘッダー2戦目として開催されます。

前回のヴィラ・レアルでは、モンテイロが地元ファンの前で、怪我からの復帰後初勝利を獲得しました。モンテイロは、今週末の公道サーキットでの戦いは有利と見てはいますが、先週末の予想以上の苦戦の悔しさも払拭できません。



LIQUI MOLY Team Engstlerでチームメートのアッティラ・タッシは、2019年に初めて走ったヴィラ・レアルでWTCR初ポールポジションを獲得。スパークプラグの問題でリタイアするまではリードしていました。アラゴンでは、同じ条件が課せられたCivic Type R TCRドライバー4人の中では最もいいペースで走り、今回もコンペンセーションウエイトのハンデに関わらずトップ10を狙います。

ALL-INKL.COM Münnich Motorsportはアラゴンでの苦戦があったにも関わらず、チーム選手権では総合3位、トップからはわずか15ポイント差です。Honda Racingドライバーの中では、ネストール・ジロラミが現在ドライバーズ・ポイント総合6位でトップに立っています。

アルゼンチン出身のジロラミは、2015年にHonda Racing Team Swedenで Honda Civic WTCCのハンドルを握って以来、ヴィラ・レアルでのレースに参戦しています。今年の開幕戦・ポーで見せたポール・トゥ・ウインのパフォーマンスの再現を狙います。

チームメートのエステバン・グエリエリは、今シーズン2度目のストリートサーキットでの戦いに向けてモチベーションが上がっています。今週末に通算第100戦を迎えるWTCRで最多優勝記録を持つグエリエリは、ヴィラ・レアルでは表彰台を2回獲得しています。1回目は2018年のレース1で2位、2回目は翌2019年、モンテイロ勝利の前のレース2で3位でした。


Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
LIQUI MOLY Team Engstler
ホームでの戦いは多くのファンが迎えてくれて、情熱的に応援してくれるので格別です。前回優勝した時は非常にタフなシーズンで、今年も相当苦戦しています。いいシーズンもあれば、どれだけチームが素晴らしい仕事をしてくれてもタフなシーズンもあります。普通に考えると、今回は勝つ見込みについて楽観視していませんし、ミラクルもないと思います。同時に、Civic Type R TCRはストリート戦に強いので、登り降りやハードブレーキングが多く、コンペンセーションウエイトのハンデが大きいヴィラ・レアルでも、健闘してくれると思います

Attila Tassi
Attila Tassi 9
LIQUI MOLY Team Engstler
初めてのヴィラ・レアルでは、WTCR初のポールポジションを取ったいい思い出があるので、今週末に同じようなパフォーマンスが出せるか楽しみです。とはいえ、コンペンセーションウエイトがどれだけマイナスに働くかは、今は不明です。3年ぶりのヴィラ・レアルで、サーキットは変わっていませんが、マシンやセットアップが変わっています。でもストリートサーキットは好きで、いいリズムが作れますので、トップ10が狙えるか楽しみにしています

Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
ストリートサーキットは全般的に好きですが、その中でもヴィラ・レアルは格別です。チャレンジングなサーキットであり、また自分が2015年にWTCCにHondaでデビューした頃に戦ったこともあるため、自分にとっては思い出深い場所です。先週のアラゴンでチャンピオンシップの順位が少し下がりましたが、ヴィラ・レアルで取り戻そうと思います。今週末に関しては自分の集中力も高く、ポーやハンガロリンクで見せたレベルに戻せると思います 

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
ヴィラ・レアルに向かって、楽観的に見ていいと思います。Civic Type R TCRはストリート戦との相性はよく、またしてもコンペンセーションウエイトが重いのですが、数キロ増える他のライバルもいると予想しているので、ハンデはそれほどでもないと思います。少なくともアラゴンよりも競争力はあると思いますが、アラゴンより涼しければいいと思っています。先週から間もないレースですが、ストリートサーキットでガードレールのスレスレを行く、集中力が必要な走りが好きですので楽しみです 

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