Race 2
WTCR 2022
Round 1

ジロラミが開幕戦レース1で優勝、CIVIC TCRが表彰台1-2を飾る

fr Pau Ville

フランスのポーで行われたFIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)開幕戦のレース1にて、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのネストール・ジロラミが優勝、エステバン・グエリエリが2位となり表彰台1-2を獲得しました。

ジロラミが開幕戦レース1で優勝、CIVIC TCRが表彰台1-2を飾る

The ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのジロラミとグエリエリは、土曜日に行われた予選の結果によりレース1をフロントローの1番グリッド、2番グリッドからスタートしました。スタート後からトラブルに見舞われることもなく、ポーの市街地サーキットでの開幕戦を完全に制しました。

ジロラミはHondaドライバーとして6度目の優勝となりました。またジロラミはチャンピオンシップランキングのトップとなり、開幕戦のレースウイークを終えています。

ジロラミはレース2で7位となり7ポイントを獲得、対するグエリエリは5位を獲得し力強いレースを見せました。

The ALL-INKL.COM Münnich Motorsportはチームポイントで91ポイントを獲得し、シーズンの幕開けはすばらしいレースウイークとなりました。

LIQUI MOLY Team Engstlerのアッティラ・タッシは優勝の可能性を持ちながらもスタートしたレース2で、残念ながら壁に押し出されてしまうアクシデントに見舞われました。

2番グリッドからスタートしたタッシは、ポールシッターよりもうまくスタートを決めることにし成功しましたが行き場がなくなるまで迫られ、他車との接触を避けたため壁側に追いやられ衝突してしまいました。原因となったドライバーは次戦で6グリッド降格のペナルティーが科されることになりました。

タッシは順位を落とすことになりましたが、コース上にとどまりレースを続行しチェッカーを受けることができました。13位でフィニッシュし獲得した3ポイントは彼の功績の結果となりましたが、レース1では8番手を走行中に残り2周でマシンを止めてしまったタッシにとって、悔しい開幕戦のレースウイークとなりました。

レース1では狭いヘアピンの4コーナーでオーバーテイク中に、後ろから他車に衝突されるというアクシデントに見舞われました。レースは完走扱いとなりましたが、ピットに戻らなくてはいけなかったためレースは17位という結果で終えました。

一方、LIQUI MOLY Team Engstlerのチームメートであるティアゴ・モンテイロは、レース2を15番グリッドからスタートし10位でフィニッシュし、3台のCIVIC TCRがトップ10入りを果たしました。

予選のタイヤ選択でうまくいかず苦戦を強いられたモンテイロでしたが、この結果は大きな救いとなりました。

レース1では15位2ポイントを獲得したモンテイロは、連続でポイントを獲得したレースウイークとなりました。

LIQUI MOLY Team Engstlerはチームランキングで8位につけ、ポーでの開幕戦のレースウイークを終えました。


Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
この週末で可能だったすべてのポイントを獲得できたのではないでしょうか。このサーキットはドライバーだけに限らずチームにとってもチャレンジングなコースです。チームがすばらしいセットアップでCIVIC TCRを仕上げてくれたおかげで、予選で限界までプッシュして走ることができました。それだけが週末のハイライトではありませんが、予選でも多くのポイントを獲得できたことはとても大きかったと思います。チームボスでありながらエンジニアであるリーンと最初の優勝を果たすことができてとてもうれしいです。完ぺきなシーズン開幕を迎えることができたので、この流れをキープしながら今シーズンのチャンピオンを目指します

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
とても良い日にすることができました。レース1で1-2を飾ることができたことは、特にうれしい結果でした。スタートが重要であり、うまく決めることができた後はネストール(ジロラミ)と共にペースをコントロールしながら走ることができました。ALL-INKL.COM Münnich Motorsportにとっても良い流れを作れたと思います。レース2はスタートが難しく、行き場を失くしてしまったアッティラ(タッシ)にとってもはとても不運なスタートでした。急いでブレーキを踏み避けることができましたが、あと少しで僕も衝突するところでした。レースは落ち着いてはしり、前方にプレッシャーをかけながら走行しましたが、フロントタイヤが曲がってしまっていたのでマシンを労りながら走りました。開幕戦からポイントを獲得しチャンピオンシップランキングのワン・ツーとなり、今週末の目標が達成できてチームにとってもとてもうれしい週末になりました

Attila Tassi
Attila Tassi 9
LIQUI MOLY Team Engstler
可能性は多くあったのにも関わらず、このような形でレースウイークを終えたことがとても残念です。レース1の終盤で後方から衝突され前方のマシンに接触しスプリッターが破損してしまい、時速90kmでもバイブレーションがひどくピットストップを行わざるえない状況となってしまいました。今思えば、8番手を走行していたのだからコースにとどまり走り続けたほうがよかったのかもしれませんが、ダメージをさらに広げるのを避けたかったのです。そのレース1をうけて、レース2はさらに注意深く進めました。フロントローからのスタートはレース1よりうまく決めることができましたが、段々と押しやられ右に動くことができず他車への衝突を避けた結果壁に衝突してしまいました。マシンは辛うじて走ることができましたが、懸命にマシンを用意してくれたチームのために最後まで万全に走りたかったです

Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
LIQUI MOLY Team Engstler
ガレージ内で明暗が分かれ、ベストなレースウイークとは言えない週末になりました。まずまずな滑り出しから週末を通して段々と改善していきましたが、予選は簡単なものではありませんでした。特にこのサーキットのようなタイトなコースでは、100%のドライビングとセットアップなしではうまくいくことは難しいのです。レース1ではいくつか変更を行いましたがうまくいかず、レース中盤でロックアップをしてしまいました。レース2では全く別のことを試してみた結果パフォーマンスは改善されたのですが、願っていたレベルまでとはいきませんでした。クラッシュから得たチャンスを得たのですが、その後はなかなか集団についていくことが難しかったです。それでもチームはこの週末に良い仕事をしてくれました。あとはどうすべてをうまく合わせていくかが課題です



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