第6戦イタリア、ジロラミが今季2度目のポールポジションを獲得
FIAワールド・ツーリングカー・カップ第6戦がイタリアのヴァレルンガ・サーキットで開幕を迎えました。Honda Civic Type R TCRで参戦するHondaドライバーのネストール・ジロラミが、今日行われた予選にて自身今季2度目のポールポジションを獲得しました。
燃えるような暑さの中、3.222kmのヴァレルンガサーキットで予選が行われました。とてもタイトな争いを繰り広げていた中、ポールポジションシュートアウトで最後にベストラップを叩き出したジロラミは、0.25秒近くの差を付けてポールポジションを勝ち取りました。
ジロラミは自身のWTCRでのキャリア5度目のポールポジションを獲得し、同シーズンで2度のポールポジションを獲得するのは初めてでした。
予選で10ポイントを獲得したジロラミは、この予選でチャンピオンシップのポイントリーダーとの差を縮めることができました。
またジロラミは、ヴァレルンガ・サーキットの有名な左右によじれる高速コーナーである「トリンセアコーナー」で最速タイムを出したドライバーに贈られる「トリンセア・ヒーロー・トロフィー」を獲得しました。
ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのチームメートであるエステバン・グエリエリもQ3まで進出を果たし、ジロラミの予選での活躍をサポートしました。
Q1・Q2で最速となったグエリエリはターボトラブルのためQ3では5番となりましたが、今季3度目のQ3進出を果たした予選では6ポイントを獲得することができました。
LIQUI MOLY Team Engstlerのアッティラ・タッシは惜しくもわずか0.070秒差でQ3進出を逃してしまいましたが、自身の今季ベストグリッドである6番手を獲得しました。
Q2終了時にチェッカーフラッグが振られるまでにもう1周コントールラインを通過できずに終えたタッシでしたが、Q1で2番手となったことで予選ポイントを獲得しました。
タッシはFP2中の他車への侵害により3グリッド降格ペナルティーを受けることになり、明日のレース1は9番手から、そして一部リバースグリッドで行われるレース2を5番手からスタートします。
金曜日に行われたテストセッションから好調を見せていた同じくLIQUI MOLY Team Engstlerのティアゴ・モンテイロは予選を16番手で終え、惜しくも持っているポテンシャルを十分に発揮できない結果となりました。
予選に向けてのすべてのセッションでトップ10をマークし好調を見せていたモンテイロでしたが、Q1中に使用した2・3セット目のニュータイヤでグリップがつかめず、予選は期待した結果を出せずに終えることになりました。