Race 2
WTCR 2022
Round 3

ネストール・ジロラミがハンガロリンクで表彰台を獲得

hu Hungaroring

ネストール・ジロラミは、FIA世界ツーリング選手権第3戦ハンガリー大会(ハンガロリンク)のレース2で表彰台を獲得し、チャンピオンシップのランキングで首位を争っています。

ネストール・ジロラミがハンガロリンクで表彰台を獲得

コンペンセーションウエイト最大重量の40kgはHonda CIVIC TCRで戦うHonda勢にとって大きなハンデとなりましたが、ジロラミは両レースでトップ10入りを果たし、レース2では3位表彰台を獲得する好成績を挙げました。

ジロラミはレース2を3番グリッドからスタートし、4.381kmのサーキットで14周にわたるレースを最後までそのポジションを譲らずに制しました。最終コーナーから1コーナーまでの間に後続とのギャップを確保していたたジロラミは、最後の3つのコーナーを新しいタイヤで確実に走るために、それ以外でタイヤをセーブしながら走りました。

レース2での表彰台、またその前に行われたレース1では7位となり、このレースウイークの結果をもってジロラミはトップと9ポイント差でドライバーランキングの2位となりました。

ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのチームメートであるエステバン・グエリエリも同じく後続のマシンを制しながらすばらしい走りを見せました。

グエリエリはレース1をジロラミの後方の9位で終えています。

レース2に向けてグエリエリはチームとタイヤのセットアップの方向性を変更することにしましたが思った通りに作用せず、ポイント獲得に目的をシフトチェンジし11位でフィニッシュしました。



昨日の予選に続きLIQUI MOLY Team Engstlerのアッティラ・タッシとティアゴ・モンテイロにとって厳しいレースとなりました。

故郷ハンガリーでのホームレースでタッシはマシンのポテンシャルを最大限に引き出しながら健闘をみせ、両レースで14位となりました。

モンテイロはレース2でタッシに続いてポイント圏内でフィニッシュしましたが、レース1では16位となり惜しくもポイントを逃しました。


Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
このレースウイークにチームはマシンを素晴らしい仕上がりにしてくれました、40kgのコンペンセーションウエイトを積んでこのサーキットで戦うことは簡単なことではなく、レース1はタフな戦いになりました。レース2で3位をキープするために大きな変更をする必要があるとチームに相談し、その通りの結果につなげることができました。最高の、とまでは言えませんが良いスタートを決めることができ、3番手をキープするには十分な滑り出しでした。最終コーナーから1コーナーまでの間に後続とのギャップを保つことができればポジションをキープすることができると分かっていたので、最初の周から最後3つのコーナーのみプッシュをしながら走りました。表彰台を獲得することができとてもうれしく思います。メカニックはいつもどんな大きなセットアップ変更にも対応してくれて、今回も彼らの仕事が報われた結果になりました。チームにとても感謝をしています

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
今日のレースでは希望していたポイントを獲得することができず、最良の結果とはなりませんでした。レース1では熱とマシンバランスで苦戦をし、対等に戦うことができませんでした。レース2に向けて方向性を変えバランスを改良しようとしましたが、思った方向とは逆へ向かってしまいいました。プッシュしすぎるとアンダーステアが出てしまい、マシンのペースをうまくコントロールできていませんでした。他車とのクラッシュや他のトラブルに巻き込まれることを避けレースを無事に終えることが大事だと思い、攻めすぎず他車との争いも控えめに走り切りました。すばらしい結果で終えることはできませんでしたが、レースで得ることができた情報もありました。次戦からも引き続きがんばります

Attila Tassi
Attila Tassi 9
LIQUI MOLY Team Engstler
今日のレースを経て、まだ改善の余地があると感じています。昨日からの努力を考えると望んだ結果にはなりませんでしたが、できるだけのことはすべてやった最大の結果であったと思います。Honda CIVIC TCRに課された40kgのコンペンセーションウエイトはHondaドライバーたちにとってレースを戦うに大きなハンデとなり、他メーカーと比べるとペースは確実に劣るものがありました。故郷でのホームレースはベストなパフォーマンスを見せたかったですが、このレースウイークに多くのファンがサーキットに来てくれてとてもうれしかったです。ただそのファンに良い結果を届けることができず、悔しいレースウイークとなりました

Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
LIQUI MOLY Team Engstler
ハンガロリンクは今シーズン最初の、タイヤとマシンに対する理解、そしてマシンバランスの重要性が高い「伝統的なサーキット」でした。しかしウインターテストが十分にできなかったことが影響したレースウイークになりました。予想はしていましたが、ここまで大きく作用するとは思っていませんでした。他車がテストできていた中、私たちとの条件に差があると感じています。ポウ(フランス)とニュルブルクリンク(ドイツ)では見えていなかったことが、ここでは顕著に現れたのではないでしょうか。同等に戦える状態ではありませんが、次戦のアラゴン(スペイン)に向けてできることをして、改善ができるよう願っています


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