Race 2
WTCR 2022
Round 9

WTCRフィナーレでジロラミがランキング2位を飾る

sa Jeddah Corniche Circuit

FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)第9戦サウジアラビア大会にて、ネストール・ジロラミ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が健闘を経てドライバーズランキング2位を獲得しました。

WTCRフィナーレでジロラミがランキング2位を飾る

レース1・2ともに最後尾からのスタートとなったベブ(ジロラミ)でしたが、2レースでのトップ10入りを目指して果敢にレースに挑みました。慎重に臨んだレース1ではオープニングラップで順位を4つ上げて11番手に浮上し、チームメートのエステバン・グエリエリが譲り10番手となると、その後はジロラミが重要な8ポイントを獲得するためにフォーメーションを維持して走行しました。

レース2はさらなる混乱がありましたが、ジロラミは前方のトラブルを回避し、前半で8番手まで順位を上げました。しっかりとした守りでポジションをキープしていたところ、前方のクラッシュでライバルがリタイアとなり、セーフティカーが導入されたことで、ジロラミは自己ベストランキングでのフィニッシュが確実となりました。

優勝2回、ポールポジション3回を記録したランキング2位獲得は、Honda勢でのベストフィニッシュとなりました。

エステバン・グエリエリは、レース2では首位を狙っていたものの第1コーナーでオーバーシュートし、レース1・2共に11位でフィニッシュしました。最終戦で輝かしい記録を重ねるチャンスは逃したものの、5シーズン通算で優勝10回、表彰台15回という記録を残しました。

今年グエリエリとジロラミが残した成果は、2020年に達成したチームランキング2位に並びます。



フィナーレをポールポジションからスタートしたアッティラ・タッシ(LIQUI MOLY Team Engstler)は惜しくもリタイアとなりました。部分的なリバースグリッドによりポールポジションからのスタートとなったタッシはいい走り出しで、2周目でも固い守りを見せました。しかし、3周目の第1コーナーで強気に攻める3番手のマシンに追突され、ピットインとなりました。

レース1のスタートではクラッチにトラブルがあり、2回のピットインによって14位でフィニッシュ。タッシにとっては苦いファイナルレースとなりました。

チームメートのティアゴ・モンテイロはマシンの性能を最大限に引き出すべく今回も格闘を続けましたが、2ポイント獲得して2022年を締めくくりました。

WTCRで2回の優勝経験を持つモンテイロはレース1を13位でフィニッシュし、レース2はジロラミの直後に9位でフィニッシュしました。

Civic Type R TCRがシリーズの成果に大いなる役割を果たして、WTCRは幕を閉じました。5シーズンすべてで優勝を勝ち取った唯一のマシンであり、トータルで22回の勝利を挙げました。


Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
調子がよくなかった昨日から一転、今日は最高の結果で幕を閉じることができました。ライバルのパフォーマンスを考えれば、2位獲得は最高の結果なので、達成できてとてもうれしいです。特に、今日はハードに戦いました。今回はすべてがいい方向に進み、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのサポートとこのすばらしい4年間を心から誇りに思います。もちろん、Hondaにも同じ気持ちです。Hondaとともに、これまでで最高のモータースポーツ人生を送ることができたので、感謝しきれません。将来もこのストーリーが続いてくれたらと思います

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
今日は、シーズンのまとめのような感じでした。調子がよくないこともあり、それでも結果は残しました。ジロラミが総合2位、チームでも2位を獲得できたのはとてもいい結果です。胸を張ってWTCRを終えることができます。ツーリングカーのトップレベルで戦えたということ、しかもHondaブランドを代表しているというのは、とてもすばらしく、恵まれていると実感しています。ALL-INKL.COM Münnich Motorsportチーム、Honda、そして支えてくれたすべての人に心から感謝しています 

Attila Tassi
Attila Tassi 9
LIQUI MOLY Team Engstler
レース1ではクラッチにトラブルがあったので、とにかく無事にフィニッシュしレース2に備えることに気持ちを切り替えました。ストレートに強いライバルに囲まれてのスタートになることはわかっていたので、いいスタートを切れるかどうかが鍵でした。一度リードして守っていたのですが、3周目の前半の減速エリアで猛烈にスピードを上げてきた3番手のマシンに追突されました。なぜ彼がブレーキをリリースしたのかわかりません。このような形でシーズンが終わるのは望んでいた結果と違いますが、今年だけでなく、この4年間支えてくれたLIQUI MOLY Team Engstlerチーム、そしてHondaに感謝しています

Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
LIQUI MOLY Team Engstler
混乱を極めたレースでトップ10入りを果たせたのはいい結果ですが、パフォーマンスは昨日とほとんど変わりませんでした。成長させられる困難なシーズンに、フラストレーションのたまるピリオドを打ちました。あれこれと試して解決策を見出そうとしたのですが、すべてがハイレベルで展開するチャンピオンシップにおいては理想的なコンディションが整っていませんでした。2023年については、その時になればわかるでしょうが、今年は多くのことを学んだので、それらをまとめもっといい結果を出すために分析し、改善していきましょう


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