ジロラミがQ3に進み3番手、タッシがリバースグリッドでフロントローを獲得
FIAワールド・ツーリングカー・カップ第5戦ポルトガルの予選で、Hondaドライバーのネストール・ジロラミとアッティラ・タッシの両選手がトップ10入りを果たしました。日曜日は2レースともに、Honda Civic Type R TCRで戦うドライバーがトップ3からスタートします。
75分の長時間にわたる予選で、ジロラミは厳しいQ2セッション中に改善を見せて4番手を獲得し、Honda勢でトップに。Q3のポールポジションシュートアウトに進出しました。Q3ではさらに好調な走りを見せ、30分+1周で行われるレース1の3番グリッドを獲得しました。
ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのチームメートであるエステバン・グエリエリは、Q1の2度目のアタック中に壁に接触し、予選は14番手で終えることとなりました。FP2で9番手となったグエリエリは、Q1の最初のアタックでトップ10のタイムをマークする速さを見せていましたが、30分間という長時間の予選で周りのタイムが改善され、順位を落としてしまいました。
LIQUI MOLY Team Engstlerのアッティラ・タッシは、今大会で今季の予選ベストリザルトを獲得しました。3年前に初めてのポールポジションを獲得したヴィラ・レアルの街ですばらしい速さを見せ、Q1で3番手、続くQ2では9番手となりました。WTCR開催100戦目となる今大会のレース2はリバースグリッドとなり、ポーでの開幕戦以来となる2番グリッドを獲得。Honda勢の今季2勝目を十分に狙える予選結果となりました。
チームメートのティアゴ・モンテイロもタッシに続くよう健闘を見せましたが、わずか0.042秒の差で惜しくもQ2進出を逃し、13番手でQ1を終えました。故郷ポルトガルでのホームレースを迎えたモンテイロは、チームと共に最善を尽くした結果、Q1では4度のアタックラップを走行することができました。残念ながら予選で下位に沈む結果となり、Civic Type R TCRのセットアップに苦戦をしていますが、チームと共に改善に努めています。
WTCR開催100戦の節目であると同時に、今大会のヴィラ・レアルは2019年以来の市街地サーキットでのジョーカーラップが採用されるレースとなり、各レース中にドライバーたちは一度ずつ、遠回りのルートを通らなければなりません。