Qualifying
WTCR 2022
Round 5

ジロラミがQ3に進み3番手、タッシがリバースグリッドでフロントローを獲得

pt Vila Real

FIAワールド・ツーリングカー・カップ第5戦ポルトガルの予選で、Hondaドライバーのネストール・ジロラミとアッティラ・タッシの両選手がトップ10入りを果たしました。日曜日は2レースともに、Honda Civic Type R TCRで戦うドライバーがトップ3からスタートします。

ジロラミがQ3に進み3番手、タッシがリバースグリッドでフロントローを獲得

75分の長時間にわたる予選で、ジロラミは厳しいQ2セッション中に改善を見せて4番手を獲得し、Honda勢でトップに。Q3のポールポジションシュートアウトに進出しました。Q3ではさらに好調な走りを見せ、30分+1周で行われるレース1の3番グリッドを獲得しました。

ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのチームメートであるエステバン・グエリエリは、Q1の2度目のアタック中に壁に接触し、予選は14番手で終えることとなりました。FP2で9番手となったグエリエリは、Q1の最初のアタックでトップ10のタイムをマークする速さを見せていましたが、30分間という長時間の予選で周りのタイムが改善され、順位を落としてしまいました。



LIQUI MOLY Team Engstlerのアッティラ・タッシは、今大会で今季の予選ベストリザルトを獲得しました。3年前に初めてのポールポジションを獲得したヴィラ・レアルの街ですばらしい速さを見せ、Q1で3番手、続くQ2では9番手となりました。WTCR開催100戦目となる今大会のレース2はリバースグリッドとなり、ポーでの開幕戦以来となる2番グリッドを獲得。Honda勢の今季2勝目を十分に狙える予選結果となりました。

チームメートのティアゴ・モンテイロもタッシに続くよう健闘を見せましたが、わずか0.042秒の差で惜しくもQ2進出を逃し、13番手でQ1を終えました。故郷ポルトガルでのホームレースを迎えたモンテイロは、チームと共に最善を尽くした結果、Q1では4度のアタックラップを走行することができました。残念ながら予選で下位に沈む結果となり、Civic Type R TCRのセットアップに苦戦をしていますが、チームと共に改善に努めています。

WTCR開催100戦の節目であると同時に、今大会のヴィラ・レアルは2019年以来の市街地サーキットでのジョーカーラップが採用されるレースとなり、各レース中にドライバーたちは一度ずつ、遠回りのルートを通らなければなりません。


Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
Q2での最後のアタックも、ポールポジションシュートアウトのQ3でも最大限の力を出し切り、思い残すことは何もなく満足しています。FP2の我々のペースからはQ3進出を期待できない状況だったのですが、予選では何台かのマシンがうまく走れていないようでした。バリアにミラーを擦るギリギリまで攻めたことから、100%プッシュして走ったことが分かってもらえると思います。ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのチームの皆でこの結果をつかめたことがとてもうれしいです。

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
Q1での2周目のアタックラップでアンダーステアが出てしまいました。高速セクションで望んでいたマシンのバランスではなく、左フロント部分を壁にぶつけてしまい、その周はあきらめることになりました。その後、1周目の時と比べてマシンのバランスがさらに変わってしまったように感じました。そこまでは改善を見せていたのですが、以降は悩ましい経過となりました。トップ10入りを目指せると思っていたため残念ですが、明日に向けて気持ちを切り替えます。明日の天候を見ながら、ジョーカーラップのベストな作戦を練ってポジションアップを狙います。

Attila Tassi
Attila Tassi 9
LIQUI MOLY Team Engstler
開幕戦のポー以来、やっとQ2に戻ってくることができました。どうやら市街地サーキットが好きなようです。マシンの調子はだんだんとセッションを経るごとによくなってきていると感じていました。壁に接触がありQ2での最初の周はあまりいい手応えではなかったものの、Q3進出への可能性を感じていました。そして2周目ではセクター1でタイムロスをしてしまい、セクター2で取り戻そうとしましたがQ3進出までには少し足りなかったため、無理をせずに走りきることにしました。Q3進出が叶わず残念ではありますが、リバースグリッドで2番手のフロントローを獲得できたのはチームとの努力の結果であり、明日はチャンスを活かして戦います。

Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
LIQUI MOLY Team Engstler
このレースウイークはあまり期待できないと覚悟していましたが、わずかな差でQ2を逃してしまうことになりとても悔しいです。いいリズムをまだ感じられておらず、苦戦をしています。チームがタイヤ交換を迅速に行うすばらしい仕事をしてくれたおかげで、Q1では4度のアタックを走ることができました。これは他のどのチームも成し遂げられなかったことではないでしょうか。しかしセットアップを補うために、少し攻めすぎてしまいました。ヴィラ・レアルのような要求されることが多く難しいコースは、完ぺきでない状態で臨むとさらに厳しくなります。せっかく故郷に戻ってきたので、ファンの皆さんにはレースを楽しんでもらいたいです。明日はよりエキサイティングな2レースを楽しんでもらえるでしょう。



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