Qualifying
WTCR 2021
Round 8

第8戦ロシアの予選でジロラミが3番手、タイトルを狙うグエリエリが6番手

ru Sochi Autodrom

ロシアのソチで開催されているWTCR(FIA ワールド・ツーリングカー・カップ)第8戦の予選で、ネストール・ジロラミ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が3番手に入り、チームメートのエステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)は惜しくもQ3進出を逃しました。

第8戦ロシアの予選でジロラミが3番手、タイトルを狙うグエリエリが6番手

ジロラミは予選が進むにつれ徐々に調子を伸ばし、Q2では序盤の12番手から3番手に追い上げました。Q3ではファイナルセクターでファステストタイムを記録し、チームメートのグエリエリとチャンピオン争いをしているライバルを抑え、シーズン最終戦のレース2を2列目からスタートします。

首位から50ポイント以内に位置し、タイトル獲得の可能性を残しているグエリエリは、Q2でわずか0.001秒差で6番手となり、チームメートと揃ってQ3に進出することはできませんでした。一部リバースグリッドにより、グエリエリはレース1を5番グリッドから、最終戦のレース2は1つ後ろの6番グリッドから臨みます。

ジロラミがQ2に進む一方で、アッティラ・タッシ(ALL-INKL.DE Münnich Motorsport)は残念ながらQ2進出を逃しました。FP2で新しいセッティングを試し、予選では予定通りのセッティングに戻したものの、0.03秒差で13番グリッドから明日のレースを走ることになりました。ティアゴ・モンテイロが決勝を欠場するため、ALL-INKL.DE Münnich Motorsportで日曜のレースのグリッドに並ぶ唯一のドライバーとなりました。

フリープラクティス前に体調不良を訴えたモンテイロはサーキットのメディカルセンターで診察を受けた後、病院に搬送されました。PCR検査の結果はすべて陰性でしたが、現在肺感染症の検査を受けています。



Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
ロングストレートではマシンのパフォーマンスが少し損なわれることが分かっていたので、少し複雑な1日でした。FP1ではだいぶ遅れをとりましたが、トップ10入りを狙って徐々にペースを戻しました。FP2から予選にかけて路面状況がだいぶ変わりましたが、なんとかQ2に進みました。その後マシンに少し変更を加えるとずっと感触が良くなり、どうすれば速くなるかがつかめました。グエリエリのライバルを抑えることが重要だったので、彼をサポートするためにレースに全ての集中力を注ぎます

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
競争の激しい1日でした。FP1では、ウエットコンディションでのスリックタイヤの調子が思っていたより良かったため、少しの雨は全く問題ありませんでした。Q3に進みたかったですが、0.001秒という僅差で逃したのはとても残念です。とはいえ、ジロラミの3位に加え、トップ10入りはいい結果です。夜の間もウエットのままであってくれたらと願っています。そうすれば、明日はもっとおもしろくなるでしょう。路面状態に順応して走るのはとても楽しいです。明日がどうなるか楽しみです。そして、モンテイロが早く良くなるといいです

Attila Tassi
Attila Tassi 9
ALL-INKL.DE Münnich Motorsport
予定していた以上に大幅にセッティングを変更して、効果を試してみました。その後、予定通りに戻してみたところ、非常に調子が良かったです。Q1の1周目はベストタイムでしたが、0.05秒差でQ2を逃してしまいました。原因を理解するのは少し難しいです。セッションごとに路面の状態がよくなっているのは分かりましたし、2分半ほどのラップでは0.05秒のタイム差はどんな場所でも生まれてしまう可能性があります。1グリッド後ろからのスタートとなりましたが、何より重要なのはモンテイロの体調です。早く良くなってほしいです


Dominik Greiner
Dominik Greiner
Münnich Motorsport
予選で重要であったジロラミのスピードはとてもよく、今日の結果は問題ありませんでした。ただ、現在チームの全員がモンテイロの体調を心配していて、早く回復することを願っています。シーズンをいい結果で終えて、彼にいい知らせを届けることができればと思います


Mads Fischer
Mads Fischer
JAS Motorsport
今年最後の予選となり、ジロラミが3番手ととてもいい結果でした。FP1の後、CIVIC TYPE Rが思っていた以上に扱いにくい状態になったので、雨は歓迎でしたし、おかげでペースを取り戻せました。グエリエリはQ3に進むことができず残念でしたが、タッシはQ2を逃したものの差はそれほど大きくありませんでした。もちろん、何より重要なのはモンテイロの体調です。早く良くなってくれることを願っています



投稿日