ジロラミはタイヤ剥離に苦しんだHondaドライバーの一人でしたが、リバースグリッドで行われるレース1の3番手スタートを獲得することができました。
予選に先立ちタイヤサプライヤーであるグッドイヤーから持ち込まれた新しいタイヤを試す15分間のテストセッションが行われました。30分間の予選でジロラミは1周目に最速タイムをマークしました。
一時はトップ3内のタイムをマークしていましたが、ジロラミのHonda Civic Type R TCRの右フェンダーが破損したと同時に、最終セクターでのタイヤ剥離に苦戦を強いられました。
予選セッション序盤ですでにスプリッターの交換を行っていましたが、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのチームクルーたちはすぐにジロラミのマシンの修復作業に取り掛かり、2度目のアタックのためコースへ送り出しました。ジロラミはセクター2で最速タイムをマークしましたが、前方のマシンがクラッシュをしたためアタックを中断せざるを得ませんでした。
同時にチームメートであるエステバン・グエリエリも、アタック2周目にタイムを伸ばすことができず13番手となりました。
グエリエリは最初の周回でオーバーステアが出てしまいましたが、2周目ではフルークプラッツでコース外に飛び出してしまうまではタイムの改善を見せていました。
LIQUI MOLY Team Engstlerのアッティラ・タッシとティアゴ・モンテイロも、ジロラミと同じくタイヤ剥離に悩まされた予選になりました。
木曜夜に行われたFP2にてトップタイムとなったタッシは、予選アタック2周目に最初の4セクターのタイムで好調を見せ期待がかかりました。
しかしドッティンガー・フーエからティアガルテンへ向かう際に発生した左フロントタイヤのトラブルにより、そのまま周回を終えることになりました。
これによって1周目のタイムが予選での自己ベストとなり、結果は14番手となりました。
チームメートのモンテイロは最後のアタックラップでタイムの改善を見せていましたが同じくタイヤ剥離に苦戦し、タッシの後方である16番手となりフラストレーションの溜まる予選になりました。