ジロラミは、その後、第1コーナーで他のマシンにかすかに接触しますが、セカンドローからの力強いスタートで2番手につけました。後方マシンの追い上げがプレッシャーとなりますが、非常に巧みなドライビングで15周を通して他を寄せ付けない走りを見せました。
しかし、第1コーナーでの接触を理由に、レース後に5秒のペナルティーがあり、惜しくも5位の結果に終わりました。
ジロラミはレース1の9位でのフィニッシュと合わせ、ポイントランキングでトップ10入りを果たし、シーズン前半を終えました。
チームメートのエステバン・グエリエリはレース1を12番グリッドからスタートし、大きく順位を上げて8位フィニッシュする成果を挙げました。
グエリエリはレース1でマシンバランスの課題に直面しましたが、レース2までにはチームとともに問題を改善し、再び8位でフィニッシュ。ポイントランキングでは、9位につけています。
ALL-INKL.DE Münnich Motorsportチーム側は、ティアゴ・モンテイロがレース1で10位、今大会がホームレースとなったアッティラ・タッシがレース2で10位となり、ベストフィニッシュを達成しました。
わずか0.03秒でQ2への勝ち残りを逃し、予選13番手という悔しい結果だったモンテイロですが、Honda CIVIC TCRのパフォーマンスには満足しており、レース1の第3コーナーでライバルからの追突があり、順位を落としたものの、トップ10入りを果たしました。
レース1を13位でフィニッシュしたタッシは、レース2のスタートで好位置につけて10番手まで浮上し、そのままポジションをキープして、モンテイロの前の10位でフィニッシュしました。
シーズンも折り返し点となり、変更になった2021年スケジュールの次回ラウンドまで7週間のブレイクに入ります。次回10月9日・10日には、チェコのモストでの初開催となります。