Honda Racingドライバー、WTCR初開催のヴァレルンガへ
Honda Racingドライバーは今週末、FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)初開催となるイタリア・ヴァレルンガでのレースに挑みます。
ローマの北、ヴァレルンガにある全長3.222kmのサーキットは、ツーリングカーレース史上に残るバトルが数多く繰り広げられた場所です。また、2019年にFIAモータースポーツ・ゲームスが初開催されたサーキットでもあり、TCR規定のマシンを使ったツーリングカー・カップでは、Honda Civic Type R TCRがレース2で3位表彰台を獲得しています。
Hondaの両カスタマーチームは、7月のポルトガル大会で表彰台を獲得した勢いを保ったままイタリアに向かいます。
ネストール・ジロラミ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)は、ポルトガルで今シーズン3度目のトップ3フィニッシュ。チャンピオンシップではHondaドライバーのトップとしてヴァレルンガ大会に挑みます。第2戦以来Civic Type R TCRに課せられていたコンペンセーションウエイトが今大会から軽減されるため、ジロラミは他のHondaドライバー同様、自信を持って今週末に挑みます。
チームメートのエステバン・グエリエリは、ポルトガル大会の予選で強いられた苦い経験を跳ね除け、イタリアに向かいます。グエリエリは、ヴァレルンガ・サーキットでのレース経験があり、ジュニア・シングルシーター時代の2003年に2度優勝しています。
ティアゴ・モンテイロは今週末初めてヴァレルンガでレースをしますが、2016年にはWTCRのプレシーズンテストをしたことがあり、また同サーキットでF1マシンのテストも行いました。今シーズンの成績は理想からかけ離れていますが、LIQUI MOLY Team Engstlerチームと共に一歩でも前進する意気込みです。
チームメートのアッティラ・タッシもヴァレルンガでのレースは初めてですが、第5戦で今シーズンのベストフィニッシュを果たした勢いがあります。ポルトガルではWTCR100戦目となったレース2で2位を獲得し、LIQUI MOLY Team EngstlerがHondaカスタマーチームになってから初となる表彰台を獲得しました。
ヴァレルンガ大会の週末はまず、金曜の午後に1時間のテストセッションが予定され、土曜午前9時スタートのFP1セッション以降は通常のスケジュールが組まれています。
今週末のレースは、Hondaの長年のモータースポーツパートナーであり、Civic Type R TCRを製作するビルダーでもあるJAS Motorsportにとって、ホームレースとなります。