Race 2
WTCR 2021
Round 3

アラゴンでの一戦、Honda CIVIC TCRが苦戦の末ポイントを勝ち取る

es Motorland Aragón

想像以上に困難な一戦となったモーターランド・アラゴン(スペイン)でのFIAワールド・ツーリングカー・カップ第3戦、4人のHonda勢のドライバーたちはポイントを獲得すべくそれぞれ懸命に戦いました。

アラゴンでの一戦、Honda CIVIC TCRが苦戦の末ポイントを勝ち取る

土曜日に行われた予選は4人とも序盤で終えてしまうという波乱があり、どちらも後方からの追い上げのレースとなることが予想されていました。

しかしMünnich Motorsportはドライバー、そしてチーム全員が一丸となり、エステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が、両レースでポイントを獲得するという結果を導くことができました。

グエリエリは土曜日に行われた予選で困難な状況ながらも16番グリッドを獲得しました。ポイント獲得を狙ってレース1はスタートから抜群の集中力を見せ、1周目には2台をオーバーテイクしました。

しかし60kgのコンペンセーションウエイトに加え性能調整(BoP)でさらに10kgを積んだグエリエリは、レース序盤で得たポジションを守り切ることが叶わず、15位でレースを終えることになりました。

グエリエリはレース2でも15番手から12番手へポジションアップし、後方から軽い接触に合いポジションを奪われながらも、レース終盤には11位というこのレースウイークで最上位の結果を獲得しました。しかしその後5秒のペナルティー加算により、13位という結果でレース2を終えています。

ネストール・ジロラミ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)も同じくレース2ですばらしいスタートを見せ、19番手からスタートし15番手までポジションを上げることができました。ポイントをとり逃したと思われたジロラミでしたが、レース終了後に再審されたアクシデント等により、最終結果は12位となりポイントを獲得しました。

レース2で健闘を見せたジロラミでしたが、レース1はチームメートと同じく苦戦を見せた一戦となり、21番手からスタートし19位でレースを終えています。

ALL-INKL.DE Münnich Motorsportのティアゴ・モンテイロとアッティラ・タッシも、ジロラミに続いてレース2で健闘を見せモンテイロ14位、タッシ15位となりました。

レース後半のセーフティカーにより、ライバルをオーバーテイクするチャンスを得たモンテイロとタッシは、レース2でドライバーチャンピオンシップのポイントを無事に獲得することができました。

タッシはレース1を18位でフィニッシュ。スタート前の2度のピットレーン通過でドライブスルーペナルティーを受けたモンテイロは、レース1を21位で終えています。

次戦のWTCRの開催は3週間後、初開催となるアドリアインターナショナルレースウェイ、そしてWTCRは2021シーズンの折り返しを迎えます。


Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
とてもタフなレースウイークとなりました。しかし競技面としては、すばらしいパフォーマンスを見せれた一戦になったのではないでしょうか。メカニック、エンジニア、そして僕自身、チーム全員が一丸となって「石から水を絞り出す」ようなとてつもなく困難なことを成し遂げ、2ポイントを獲得することができました。このような暑い気温の中、レースウイーク中全力を注いでくれたALL-INKL.COM Münnich Motorsportの全員に感謝をしています。彼らはミスなく完ぺきな仕事をしてくれました。その点ではとてもすばらしい週末になったと思います

Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
今日は困難な一日になりました。しかしレース2では大量ポイント獲得とまでは至らなかったものの、ポイントを獲得することができました。昨日の走行ではいいペースがつかめず、「重さ」と「高温」という2つの大きな問題に苦戦をしました。できる限りの力を引き出してくれたエンジニアとメカニックの皆にとても感謝をしています。しかし結果は望んでいたものからはるか遠くなってしまいました。次戦のアドリア(イタリア)までにデータ解析を進め、解決策を見つけなければなりません。シーズンの残りのレースでトップ10入りを果たすことが、チャンピオンシップを戦うためには重要です

Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
ALL-INKL.DE Münnich Motorsport
予想していた通りで、今日の両レース共にとてもたいへんなレースとなりました。マシンのバランスは悪くはありませんでした。ウエイトを積んでいるため驚くほど速いわけではありませんでしたが、十分に戦えるパッケージを持ち合わせていました。しかしウエイトのせいでストレートとアクセルオンの時はとても遅く感じました。できる限りの力を振り絞って戦いましたが、ペナルティーのためレース1はフラストレーションのたまる結果になりました。レース2は隊列を組んだようなレース展開が続いていましたが、セーフティカーが導入されるとレースは状況が一転されました。セーフティカー解除後は皆興奮のあまりミスをするドライバーもいて、僕たちはポジションを上げてポイントを獲得する結果につなげることができ、このレースウイークでの唯一のポジティブな結果になりました

Attila Tassi
Attila Tassi 9
ALL-INKL.DE Münnich Motorsport
今日行われた両レースはとても高い気温の中、苦戦したレースになりました。レース2では1ポイントをかろうじて獲得することができましたが、ほぼ他車とのトラブルを避けたことによる結果であったと思います。コンペンセーションウエイトとBoPによる7kgを積んだ状態で、このレースウイークはいいペースをつかむことができませんでした。しかしチームがすばらしい仕事をしてくれた結果、できる限りの結果につなげることができました。アドリアでの次戦に向けて気持ちを切り替えて準備をしていきます



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