WTCRスペイン大会はHonda Civic Type R TCRドライバーたちの次なるチャレンジ
Honda Racingのネストール・ジロラミ、エステバン・グエリエリ、アッティラ・タッシとティアゴ・モンテイロは、混戦が見込まれる今週末のFIAワールド・ツーリングカー・カップ第4戦スペイン大会が開催されるモーターランド・アラゴンに向かいます。
全長5.344kmのサーキットは、2020年にグエリエリ/ジロラミが1-2フィニッシュを成し遂げた場所ではあるものの、それ以外は昨年のレースで12位に終わったジロラミがベストの結果であることから分かるように、Honda Civic Type R TCRにとっては試練の場でもあります。今回のスペイン大会も、サーキットの特性やコンペンセーションウエイトのハンデを考えると、見込みはあまり変わりません。
しかし、Honda Racingの両カスタマーチームとも士気は高く、特にALL-INKL.COM Münnich Motorsportとグエリエリ/ジロラミはチームランキングはトップで挑みます。「ベブ」ことジロラミは、ハンガリー大会での表彰台獲得もあり、現在ポイントランキングは2位、また同じくアルゼンチン出身のグエリエリもランキングトップ5を守る狙いです。
LIQUI MOLY Team Engstlerは、今シーズンはやや不運なスタートを切りましたが、Civic Type R TCRでのWTCR参戦のデビューシーズンでもあり、マシンに着々と慣れているステージです。タッシにとって、地元ハンガリー大会で14位/14位は理想ではありませんでしたが、その悔しさをスペインでのポジティブなパフォーマンスで晴らす意気込みです。同様にモンテイロは、ハンガロリングをあとにし、今週末のアラゴンでどのようなチャレンジが待ち受けようとも、チームとともにマシンをもっとよく理解する目的で挑みます。