Race 2
WTCR 2022
Round 7

アノー・デュ・ハンでジロラミが表彰台をキープ

fr Anneau du Rhin

2022年FIAワールド・ツーリング・カー・カップ(WTCR)の第7戦。サマーブレイク前の最終戦で、ネストール・ジロラミが今シーズン5回目の表彰台登壇を果たしました。

アノー・デュ・ハンでジロラミが表彰台をキープ

ジロラミは、今シーズン3回目となるポールポジションからスタートしたレース1を2位でフィニッシュしました。1kmに及ぶ長いメインストレートでのライバルたちの脅威的なスピードを考えれば、ベストな結果でした。

暑さを増したレース2では、マシンのハンドリングがさらに難しくなりましたが、それでも7位でフィニッシュしました。

ドライバーズ・チャンピオンシップで現在2位につけているジロラミは、残り2戦で、ランキングトップと35ポイント差まで縮めました。

チームメートのエステバン・グエリエリは、レース1で4番手を守るために激しいバトルを繰り広げますが、右回りの高速第1コーナーで後方からの接触があり、横滑りをもちこえた際のフラットスポットが原因でピットインを余儀なくされました。

ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのグエリエリはピットインさせざるを得なくなりましたが、再びピットアウトさせて、10位でフィニッシュしました。レース2も同じ結果でしたが、グエリエリは最終ラップの最後から2つ目のコーナーでライバルに抜かれるまで7番手につけていました。



ティアゴ・モンテイロはレース2を今シーズンベストとなる6位でフィニッシュしました。

5番グリッドからすばらしいスタートを切ったモンテイロは、第1コーナーで1台抜き、さらにもう1台にもアタック。序盤は4番手を走行しました。

ストレートでは、スピード差の大きなライバルにポジションを奪われますが、モンテイロは前方のマシンを見失うことなく、後方の集団と差がつくほどのペースでした。

レース1の9位に続き、レース2を6位でのフィニッシュし、モンテイロは今シーズンでのベストポイントを獲得しました。

チームメートのアッティラ・タッシの活躍が期待された週末に、9位というベストリザルトで終えました。

土曜日のQ2でのファイナルランで、アウトラップのマシンに阻まれて遅れをとるまでは好調なペースを見せていたタッシは、トップ10入りを逃していました。

その結果、日曜日の両レースでは最後尾に近いスターティングポジションとなりましたが、レース1ではライバルからの激しい接触があり、フィニッシュまであと4周のところで残念ながらリタイアとなり、その力を発揮し切ることができませんでした。

レース2はこれまでよりはトラブルの少ないレースとなり、グエリエリが巻き込まれたファイナルラップでのトラブルで、タッシは10位でフィニッシュしました。


Néstor Girolami
Néstor Girolami 29
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
再びポールポジションと表彰台を獲得できたので、僕たちにとっていい週末になったと思います。レース1ではいいスタートを決めることができたが、フロントローのライバルのスピードについていけず、その後はひたすら守りで、第1コーナーでは何度かサイド・バイ・サイドで競り合いましたが、注意を払って、かつフェアプレーで順位を守ることができたこともあり、満足しています。暑さが増したレース2ではペースが出せず、アンダーステアが少し強くなるのを感じたので、とにかくフィニッシュすることを最優先にしました

Esteban Guerrieri
Esteban Guerrieri 86
ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
僕たちのポテンシャルを考えれば、なかなかタフな1日になりました。レース1では4番手の時点で接触があり、すべてのタイヤをロックアップしたため、フラットスポットができてしまい、ビッグポイント狙いをあきらめてピットインを余儀なくされました。レース2ではアタックするチャンスが全くありませんでした。最後まで一定のペースを保つように心がけていましたが、最後から2番目のコーナーでジロラミを通すためにスローダウンしようとしたところ後方から接触があり、少し混乱しました。前方のマシンには、ストレートを飛ぶようなスピード感を感じました

Tiago Monteiro
Tiago Monteiro 18
LIQUI MOLY Team Engstler
初めてのサーキットでしたが、大勢のすばらしい観客とオーガナイザーが迎えてくれて、とてもいいレースイベントでした。ここで今シーズンのベストなリザルトを出せたことをうれしく思います。レースを通してペースやシャシーもいい感触で、マシンのバランスもよかったです。
テクニカルセクションでは強さがありましたが、ライバルのストレートスピードの差は大きく、少しハンデを課せられているように感じました。とにかくこの週末でさらに学ぶことがあり、フロントローからスタートすれば、それをキープできることを証明できました

Attila Tassi
Attila Tassi 9
LIQUI MOLY Team Engstler
これまでと比べれば、両レースともにいいスタートを切れましたが、結果を残すには、とにかくストレートが長すぎます。レース1では前方での争いを利用しようとしていたところ、後方からの接触でコースアウトしてしまい、ダメージを受けましたが、ペナルティーは課せられませんでした。レース2ではスタートで1台を追い越せましたが、ストレートで守りきれませんでした。いろいろありましたが、マシンからは最大限の力を引き出すことができて、チームとHondaに感謝しています


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