ジロラミは、今シーズン3回目となるポールポジションからスタートしたレース1を2位でフィニッシュしました。1kmに及ぶ長いメインストレートでのライバルたちの脅威的なスピードを考えれば、ベストな結果でした。
暑さを増したレース2では、マシンのハンドリングがさらに難しくなりましたが、それでも7位でフィニッシュしました。
ドライバーズ・チャンピオンシップで現在2位につけているジロラミは、残り2戦で、ランキングトップと35ポイント差まで縮めました。
チームメートのエステバン・グエリエリは、レース1で4番手を守るために激しいバトルを繰り広げますが、右回りの高速第1コーナーで後方からの接触があり、横滑りをもちこえた際のフラットスポットが原因でピットインを余儀なくされました。
ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのグエリエリはピットインさせざるを得なくなりましたが、再びピットアウトさせて、10位でフィニッシュしました。レース2も同じ結果でしたが、グエリエリは最終ラップの最後から2つ目のコーナーでライバルに抜かれるまで7番手につけていました。
ティアゴ・モンテイロはレース2を今シーズンベストとなる6位でフィニッシュしました。
5番グリッドからすばらしいスタートを切ったモンテイロは、第1コーナーで1台抜き、さらにもう1台にもアタック。序盤は4番手を走行しました。
ストレートでは、スピード差の大きなライバルにポジションを奪われますが、モンテイロは前方のマシンを見失うことなく、後方の集団と差がつくほどのペースでした。
レース1の9位に続き、レース2を6位でのフィニッシュし、モンテイロは今シーズンでのベストポイントを獲得しました。
チームメートのアッティラ・タッシの活躍が期待された週末に、9位というベストリザルトで終えました。
土曜日のQ2でのファイナルランで、アウトラップのマシンに阻まれて遅れをとるまでは好調なペースを見せていたタッシは、トップ10入りを逃していました。
その結果、日曜日の両レースでは最後尾に近いスターティングポジションとなりましたが、レース1ではライバルからの激しい接触があり、フィニッシュまであと4周のところで残念ながらリタイアとなり、その力を発揮し切ることができませんでした。
レース2はこれまでよりはトラブルの少ないレースとなり、グエリエリが巻き込まれたファイナルラップでのトラブルで、タッシは10位でフィニッシュしました。