Honda Racingドライバー、次はアルザスの冒険へ
Honda Racingドライバーは今週末、2週連続でFIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)にとっては初となるサーキット、アノー・デュ・ハンへと向かいます。
サーキットはアルザスにあり、フランス国内ではWTCRシーズン2戦目の開催です。メインストレートは長さ1kmで、ワインディングなインフィールドコーナーを抜けると、ハイスピードセクションが続きます。アノー・デュ・ハンは、新たにWTCRカレンダーに加わりましたが、Hondaカスタマーチームにとってはプレシーズンテストを行うなど、すでに経験済みのサーキットです。ALL-INKL.COM Münnich MotorsportとLIQUI MOLY Team Engstlerの両チームは、さらに金曜午後のFP0テストセッションと木曜夕方の1時間の走行で、さらにアドバンテージを伸ばすことができます。
先週末のイタリア大会レース1で今シーズン2度目の優勝を果たしたネストール・ジロラミが、勢いを保ったままアルザス大会に挑みます。イタリア・ヴァレルンガでの結果でジロラミはドライバーズ・チャンピオンシップで総合2位にアップ、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportも現在チームランキング2位です。
WTCR最多優勝記録を持つ、チームメートのエステバン・グエリエリは、イタリア戦で100戦目を迎えました。今年前半に行われたアノー・デュ・ハンでのテストでは、体調不良により数ラップしか走っていないため、通常スケジュールが始まる前にできるだけ長い時間をかけてサーキットを習得する狙いです。
プレシーズン中にアノー・デュ・ハンで行ったテストは、Hondaカスタマーとして初シーズンを戦うLIQUI MOLY Team Engstlerにとって、Civic Type R TCRをより理解する貴重なチャンスとなりました。アッティラ・タッシは、イタリア大会レース2で2番手走行中にタイヤトラブルがなければ、間違いなく今シーズン2度目の表彰台に立てていた勢いがあります。また、第5戦、第6戦と連続で予選Q2に進出できた流れを保ったままアルザス大会に挑みます。今シーズン不運続きのティアゴ・モンテイロは、イタリアでは両レースともタイヤのデラミネーションというトラブルがありましたが、トップ10のポテンシャルを今週末フランスでも見せる意気込みです。