Race 1
WorldSBK 2023
Round 6

ビエルゲはレース1で11位、レクオーナはリタイア

gb Donington Park Circuit

ドニントンパークで開催されたスーパーバイク世界選手権イギリス大会のレース1は、Team HRCにとって、不安定な天候とコンディションの中で次に進むための重要な戦いとなり、チャビ・ビエルゲは11位でフィニッシュ、チームメートのイケル・レクオーナは、レース終盤で転倒リタイアに終わりました。

ビエルゲはレース1で11位、レクオーナはリタイア

レクオーナとビエルゲは、午前中に行われたFP3で、ドライコンディションになったセッション終盤を最大限に生かしました。セッション開始直後は、部分的にまだ濡れていましたが、路面は徐々に乾き、ラップタイムは大幅に短縮されました。しかし、両選手を始め、ほとんどの選手が、3回のフリー走行でもっともコンディションのよかった初日のFP1でマークしたベストを更新することはできませんでした。

その後に行われたスーパーポール(予選)では、空は厚い雲に覆われ、依然として不安定な天候でしたが、ドライコンディションで行われました。その中でレクオーナは、セッション序盤に1分27秒190をマーク。自己ベストを更新し13番手につけます。チームメートのビエルゲもセッション中盤にマークした1分27秒579で17番グリッドを獲得しました。

そして、現地時間午後2時にスタートしたレース1は、雲の切れ間から、時折り、陽が差すコンディションとなりました。レクオーナは13番グリッドから好スタートを切ってオープニングラップ10番手につけましたが、その後、リアタイヤの消耗に苦しみ、レース中盤には12番手へ、後半は13番手へとポジションを落とします。そしてラスト2周となった22周目の4コーナーで転倒を喫し、惜しくもリタイアとなりました。転倒したレクオーナは、左手首の痛みを訴え、医務室で検査を受けましたが、幸いにもケガはありませんでした。

一方、チームメートのビエルゲは、17番グリッドから序盤に14番手に浮上し、レース後半はチームメートのレクオーナに0.5秒差に迫りました。しばらくの間、レクオーナとビエルゲのランデブー走行となりましたが、終盤、レクオーナが転倒したことでビエルゲは13番手に浮上。最終ラップには11番手までポジションを上げてチェッカーを受けました。

レース1で思うような結果を残せなかった両ライダーですが、Team HRCの両選手は、レース1の結果をポジティブに受け止めており、今日のデータを明日のレースではしっかり生かす意気込みです。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今日はグリッド後方からのスタートとなり、ポジションをばん回するために全力で戦わなければなりませんでした。今朝のFP3は、理想的なコンディションとは言えず、それほどセットアップを進めることができず、基本的にはそのまま予選に臨むことになりました。予選では、今大会もソフトタイヤのパフォーマンスを生かせず、ラップタイムを削ることができずに17番グリッドからのスタートとなりました。レースは、ハードタイヤで走りましたが、ソフトよりフィーリングはよく、実際、スーパーポールのベストとほぼ同じタイムでした。その点では満足していますが、スタートで大きく遅れたことがレース結果に影響しました。これからの戦いに向けて、ソフトタイヤのパフォーマンスを生かすための解決策を見つけなければなりません。今日は厳しいレースでしたが、チームのみんなには本当に感謝しています。彼らは信じられないほど一生懸命に働き、全力でサポートしてくれました

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
左手首に痛みはありますが、幸い骨折はありません。今日は楽なレースではありませんでした。予選のフィーリングはそれほど悪くなかったのですが、2回目のアタックでいくつかミスをしてしまいました。それがなければ予選ではもう少し順位を上げることができたし、自信を持ってレースに臨むことができたと思います。でも、残念ながら思ったようにはいきませんでした。今日は、自分のキャリアの中でも最高のスタートが切れました。スタートが決まり、ブレーキングでオーバーテイクしながら第1コーナーに進入することができました。今日はフロントのフィーリングはよかったのですが、リアのグリップがすぐになくなり苦戦しました。終盤、レミー(ガードナー)に抜かれたときに、すぐに抜き返そうとしましたが、フロントも厳しい状態になっていて、4コーナーで転倒してしまいました。チームには申し訳ない気持ちです。明日に向けて解決策を見つけなければなりません。いいレースができそうな感触はあるのですが、なぜか速く走ることができません。これからデータを分析して、その原因を探り、対策を練らなければなりません


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