ビエルゲがSPレース9位、レース2は7位。今大会すべてのレースでポイントを獲得
第10戦インドネシア大会は11月13日、スーパーポール(SP)レースと決勝レース2が行われ、前日のレース1を6位でフィニッシュしたチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、SPレースで9位、レース2で7位に入り、3レースともにポイントを獲得しました。
午前中に行われたSPレースでは、7番グリッドから決勝に挑み、オープニングラップ7番手から、4周目には大混戦の中で他車と接触して10番手へとポジションを落としますが、後半は、アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)、スコット・レディング(BMW)、アレックス・ローズ(カワサキ)、マイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)らとし烈な5番手争いのグループに入り、9位でフィニッシュしました。SPレースは10ラップの戦い。グリッドがとても重要になります。今大会はレース前半にポジションを落とし、リカバリーすることができませんでした。
この結果、ビエルゲは3列目9番手からレース2に挑むこととなり、7位でフィニッシュしました。
ビエルゲはオープニングラップ8番手につけると、2周目にレディングを抜いて7番手へ。7周目にローズをパスして6番手へとポジションを上げました。それからは、5台で形成されたトップグループを視野に快調にラップを重ねました。後半はレディングに抜かれ7番手に後退しましたが、ギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)、ローズ、リナルディらの追撃を振り切って7位でチェッカーを受けました。
レース2でビエルゲは、レース前半はトップグループと同じ1分33秒台で周回を重ねました。後半は1分34秒台へとペースを落とし、7位でチェッカーを受けることになりましたが、6位だったレース1より、レースタイムを15秒短縮しました。ビエルゲが1大会3レースすべてのレースでポイントを獲得するのは、2戦連続今季4回目となりました。
第10戦を終えて、今大会をケガのために欠場したイケル・レクオーナ(Team HRC)は総合9位、ビエルゲは総合10位となりました。また、今大会タイトルに王手をかけていたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が2022年シーズンのタイトルを獲得しました。
シーズンは残り1戦。最終戦第12戦オーストラリア大会が10月18日から20日までの3日間、フィリップアイランドで開催されます。