Race 1
WorldSBK 2022
Round 9

ビエルゲ8位。レクオーナ11位でともにポイントを獲得する

pt Autódromo Internacional do Algarve

第9戦ポルトガル・ポルティマオ大会が、10月7日から9日までの3日間、アルガルベ・インターナショナルサーキット(以下 アルガルベ)で開催されます。7日、土曜日は、スーパーポール(予選)と決勝レース1が行われ、13番グリッドから決勝に挑んだチャビ・ビエルゲ(Team HRC)が8位、予選10番手のイケル・レクオーナ(Team HRC)は11位でした。

ビエルゲ8位。レクオーナ11位でともにポイントを獲得する

ポルトガル南部に位置するアルガルベは、サーキットが完成した2008年に第1回大会が行われ、今年で14回目(16年は開催されず)の開催となります。アルガルベは、1周4.592km。起伏に富み、ブラインドコーナーの多い難コースとして知られます。そして、バリエーション豊かなコーナーが連続するテクニカルコースであり、毎年、熱戦が繰り広げられます。
連日、好天に恵まれた今大会は、フリー走行からレベルの高い走りとなり、Team HRCの両選手も順調にセットアップを進めました。すでに2月にテストを行っているTeam HRCですが、MotoGP時代からこのサーキットが「大好きだった」というレクオーナは、初日6番手、2日目のフリー走行でも大接戦の中で8番手。そしてスーパーポール(SP)では10番手となりました。
チームメートのビエルゲも、ポルティマオはMoto2クラスで知り尽くしているサーキット。前戦バルセロナ大会で「マシンの開発の方向が分かった」と語り、今大会を楽しみにしていました。そして、初日のフリー走行では12番手でしたが、2日目のフリー走行では9番手、SPでは13番手。「レースペースにしっかり取り組むことができた」と決勝に向けて手応えをアピールしました。
迎えた決勝レース1は、先に行われたスーパースポーツSS300のレース中に事故が発生しレース序盤に赤旗中断となりました。このことでドクターヘリが出動し、ドクターヘリがサーキットに戻るまでスタートができず、予定より1時間15分遅れの午後3時15分にスタートが切られました。
スタート時間が遅れたことから20周のレースは14周に短縮されました。スーパーポール(SP)で13番手になったビエルゲは、オープニングラップ10番手からロリス・バズ(BMW)を追撃。中盤まではバズを先頭にビエルゲ、序盤ポジションを落としたチームメートのレクオーナとともに9位争いを繰り広げました。後半は、バズを抜いて9番手に浮上。さらに、最終ラップには、7番手を走行していたスコット・レディング(BMW)が転倒したことで8位でフィニッシュしました。
チームメートのレクオーナは、10番グリッドからスタートしますが、オープニングラップに13番手までポジションを落とします。その後、追い上げてチームメートのビエルゲを追走する形で11番手まで追い上げますが、9周目にミスをして大きくタイムロス。ポジションを再び13番手へと落としますが、最終ラップにルーカス・マヒアス(カワサキ)を抜いて12番手へ。7番手を走行していたスコット・レディング(BMW)の転倒で11位でチェッカーを受けました。


Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今日は難しい一日でしたが、どんな状況でも僕らはポジティブに物事を考えるようにしています。今日は、いつもは得意とするフロントの信頼性が少し足りませんでした。こうして、想定外の問題はありましたが、最後までしっかりレースを戦うことができました。明日のレースに向けて、これから今日のデータを分析し、フロントのフィーリングを改善したいです。今日はチームの皆に感謝したいです。そして最後に、スーパースポーツ300で負傷したビクター・スティーマンが早く回復することを願っています 

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
なんと言っていいのかわかりません。今日は期待していた結果ではないし、目指していたレースでもありませんでした。午前中のFP3では、決勝に向けて、昨日使わなかったソフト・コンパウンドのテストを行いました。マシンのフィーリングはよくて、セットアップも進みました。しかし、スーパーポールでは、予選用タイヤのパフォーマンスを活かすことできまず、セットアップをしなければならなりませんでした。大接戦の中で6番手でしたが、現実的には10番手くらいだったと思います。でも決勝に向けてペースは悪くなかったし、正直なところ、もっとよい結果を期待していました。しかし、気温が高くなったことでなにもかもが変わってしまし、フィーリングがよくありませんでした。簡単なレースではありませんでした。レースが14周に短縮されたこともあり、ミスをばん回する時間もありませんでした。でも最終ラップの最終コーナーまで11位を獲得するために全力で戦い抜きました。僕は常に全力で戦うタイプですが、これからは自分のメンタリティをしっかりコントロールして、辛抱強く仕事を続けていかなければならないと思っています。最後に、ビクター・スティーマンに心からのエールを送りたいです。よい知らせが来ることをみんな願っています 

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