前日のレース1を終えたときに、「12番手というグリッドがレースを厳しいものにした」と語るビエルゲは、レース2に向けて、SPレースでいいリザルトを獲得することを目標にしました。そのSPレースでは9位になりポイントを獲得。そして、レース2では、レース1より1列前の3列目9番手から好スタートを切りました。ビエルゲは、2周目に8番手に浮上しましたが、3周目の1コーナーで転倒し、リタイアに終わりました。
ビエルゲは今大会、インドネシア大会からの2戦連続表彰台獲得が期待されましたが、それを果たすことはできませんでした。
前日のレース1で転倒リタイアに終わったイケル・レクオーナ(Team HRC)は、その雪辱に挑みましたが、SPレースは11位に終わりポイントを獲得できず、レース2では11番グリッドから7番手までポジションを上げましたが、12周目の4コーナーで転倒し、リタイアに終わりました。
前日は、転倒リタイアもセットアップが進んだことをアピールしたレクオーナですが、SPレースは他車のトラブルや路面清掃などでスタートがやり直しとなり、10周のレースが8周へと短縮されました。周回数が減ったことで追い上げのチャンスを活かせませんでした。レース2も11番グリッドからスタートし、スコット・レディング(BMW)、レミー・ガードナー(ヤマハ)らと6番手争いのグループを形成しましたが、残念ながら転倒リタイアに終わりました。アッセンでは、昨年、初表彰台獲得を果たしました。今年は2年連続表彰台獲得に闘志を燃やしましたが、思うような結果は残せませんでした。
これで3戦が終了し、ビエルゲは49ポイントでランキング9位、レクオーナは33ポイントで13位となっています。
次戦カタルニア大会は、Team HRCにとっては、ヨーロッパの本拠地での大会となります。また、ビエルゲ、レクオーナともにホーム大会となり、両選手ともに、今季ベストリザルトと初優勝を目指します。