Race 2
WorldSBK 2023
Round 3

ビエルゲSPレースで9位になりポイント獲得

nl TT Circuit Assen

第3戦オランダ大会は、4月23日、SPレースと決勝レース2を行い、チャビ・ビエルゲ(Team HRC)がSPレースで9位になりポイントを獲得しましたが、レース2では序盤の3周目に1コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わりました。

ビエルゲSPレースで9位になりポイント獲得

前日のレース1を終えたときに、「12番手というグリッドがレースを厳しいものにした」と語るビエルゲは、レース2に向けて、SPレースでいいリザルトを獲得することを目標にしました。そのSPレースでは9位になりポイントを獲得。そして、レース2では、レース1より1列前の3列目9番手から好スタートを切りました。ビエルゲは、2周目に8番手に浮上しましたが、3周目の1コーナーで転倒し、リタイアに終わりました。

ビエルゲは今大会、インドネシア大会からの2戦連続表彰台獲得が期待されましたが、それを果たすことはできませんでした。

前日のレース1で転倒リタイアに終わったイケル・レクオーナ(Team HRC)は、その雪辱に挑みましたが、SPレースは11位に終わりポイントを獲得できず、レース2では11番グリッドから7番手までポジションを上げましたが、12周目の4コーナーで転倒し、リタイアに終わりました。

前日は、転倒リタイアもセットアップが進んだことをアピールしたレクオーナですが、SPレースは他車のトラブルや路面清掃などでスタートがやり直しとなり、10周のレースが8周へと短縮されました。周回数が減ったことで追い上げのチャンスを活かせませんでした。レース2も11番グリッドからスタートし、スコット・レディング(BMW)、レミー・ガードナー(ヤマハ)らと6番手争いのグループを形成しましたが、残念ながら転倒リタイアに終わりました。アッセンでは、昨年、初表彰台獲得を果たしました。今年は2年連続表彰台獲得に闘志を燃やしましたが、思うような結果は残せませんでした。

これで3戦が終了し、ビエルゲは49ポイントでランキング9位、レクオーナは33ポイントで13位となっています。

次戦カタルニア大会は、Team HRCにとっては、ヨーロッパの本拠地での大会となります。また、ビエルゲ、レクオーナともにホーム大会となり、両選手ともに、今季ベストリザルトと初優勝を目指します。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
最初にレース2の自分のミスについて、チームに謝らなければなりません。昨日から今日にかけて、チームはマシンにさまざまな変更を加えるなど、本当にがんばってくれました。しかし、ウォームアップは、その変更点をチェックするには、難しいコンディションとなり、簡単ではありませんでした。それでも、自分たちの仕事を信じ、自信を持ってSPレースに挑み、いいバトルができました。そして9位でフィニッシュすることができて、レース2はよりよいグリッドポジションを獲得しました。そして、レースが始まると、フィーリングはよく、6位以内の戦いができると思ったのですが、1コーナーで小さなミスをしてしまい、フロントを失ってしまいました。今大会は厳しい結果に終わりましたが、上位で戦うためには何が必要なのかを見つけることができたと思います。その点ではポジティブであり、次のバルセロナではいいレースをしたいです

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
レース2では、僕もチャビも転倒してしまいました。ウイークを通し、全体的に苦戦しました。今日は、僕もチームも、そしてHondaにとっても厳しい一日でした。いまは、冷静さを取り戻し、すべてのデータをチェックすることに集中したいです。そして、次戦やミサノでのテストに向けて、マシンのセットアップの方向性をしっかり理解したいと思います。今年は転倒が多いシーズンになっていますが、僕を信頼してくれるチーム、HRCのスタッフ、そしてチームのみんなに感謝しています。今は正しい選択をするためにもしっかり仕事を続けていきたいです



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