前日に行われたレース1では、フロントのフィーリングに苦しんで13位に終わったビエルゲ。チームとともにセッティングを見直し、この日のレースに挑みました。13番グリッドから挑んだSPレースでは好スタートを切って、オープニングラップで7番手に浮上します。序盤はジョナサン・レイ(ヤマハ)、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)らとグループを形成し8番手。中盤にレイをかわして7番手を取り戻し、そのまま順位を守って7位でチェッカーを受けました。その結果、レース2は7番グリッドから挑むこととなりました。
レース2のスタートは18時。気温は前日より4℃低い26℃、路面温度は34℃。真夏のアルガルベとしては絶好のコンディションで20周のレースが始まりました。
まずまずのスタートを切ったビエルゲは、オープニングラップで7番手をキープすると、レイやアクセル・バッサーニ(カワサキ)、スコット・レディング(BMW)らとグループを形成し9番手を走行します。後半になると、チームメートのレクオーナを含み6台に膨れ上がった8位争いのグループでバトルし、9位でチェッカーを受けました。
レクオーナは、10周のSPレースで最後尾22番手からスタートを切ると、前日のレース1と同様にオープニングラップで16番手へとポジションアップ。2周目に15番手、4周目に14番手へとポジションを上げ、ギャレット・ゲルロフ(BMW)、バッサーニ、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)を追走しながら14位でフィニッシュしました。
レース2も最後尾22番手からスタートを切り、オープニングラップで17番手へとポジションを上げます。その後はなかなか混戦を抜け出すことができずに足踏みが続きましたが、中盤以降はトップグループとそん色ない1分41秒台のペースで追い上げ、最後は8位争いの大きなグループに加わって13位でフィニッシュしました。
8位のゲルロフとは約2秒差。レクオーナにとっては、グリッドの悪さが決勝レースの順位に大きく影響する大会となってしまいました。
第7戦を終えて、ビエルゲは46ポイントを獲得し総合ランキング15位、レクオーナは37ポイントで同18位となっています。Team HRCは14日(水)と15日(木)の2日間、ポルトガルのエストリル・サーキットでテストを行い、9月6日(金)~8日(日)にマニクール・サーキットで開催される第8戦フランス大会に向けて準備を進めます。