Race 2
WorldSBK 2024
Round 7

ビエルゲがスーパーポールレースとレース2でシングルフィニッシュ

pt Autódromo Internacional do Algarve

8月11日(日)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第7戦ポルトガル大会のスーパーポール(SP)レースとレース2がアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われました。Team HRCのチャビ・ビエルゲはSPレースで7位、レース2で9位になり、両レースでシングルフィニッシュを達成。チームメートのイケル・レクオーナはレース2で14位に入ってポイントを獲得しました。

ビエルゲがスーパーポールレースとレース2でシングルフィニッシュ

前日に行われたレース1では、フロントのフィーリングに苦しんで13位に終わったビエルゲ。チームとともにセッティングを見直し、この日のレースに挑みました。13番グリッドから挑んだSPレースでは好スタートを切って、オープニングラップで7番手に浮上します。序盤はジョナサン・レイ(ヤマハ)、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)らとグループを形成し8番手。中盤にレイをかわして7番手を取り戻し、そのまま順位を守って7位でチェッカーを受けました。その結果、レース2は7番グリッドから挑むこととなりました。

レース2のスタートは18時。気温は前日より4℃低い26℃、路面温度は34℃。真夏のアルガルベとしては絶好のコンディションで20周のレースが始まりました。

まずまずのスタートを切ったビエルゲは、オープニングラップで7番手をキープすると、レイやアクセル・バッサーニ(カワサキ)、スコット・レディング(BMW)らとグループを形成し9番手を走行します。後半になると、チームメートのレクオーナを含み6台に膨れ上がった8位争いのグループでバトルし、9位でチェッカーを受けました。

レクオーナは、10周のSPレースで最後尾22番手からスタートを切ると、前日のレース1と同様にオープニングラップで16番手へとポジションアップ。2周目に15番手、4周目に14番手へとポジションを上げ、ギャレット・ゲルロフ(BMW)、バッサーニ、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)を追走しながら14位でフィニッシュしました。

レース2も最後尾22番手からスタートを切り、オープニングラップで17番手へとポジションを上げます。その後はなかなか混戦を抜け出すことができずに足踏みが続きましたが、中盤以降はトップグループとそん色ない1分41秒台のペースで追い上げ、最後は8位争いの大きなグループに加わって13位でフィニッシュしました。

8位のゲルロフとは約2秒差。レクオーナにとっては、グリッドの悪さが決勝レースの順位に大きく影響する大会となってしまいました。

第7戦を終えて、ビエルゲは46ポイントを獲得し総合ランキング15位、レクオーナは37ポイントで同18位となっています。Team HRCは14日(水)と15日(木)の2日間、ポルトガルのエストリル・サーキットでテストを行い、9月6日(金)~8日(日)にマニクール・サーキットで開催される第8戦フランス大会に向けて準備を進めます。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
日曜日の走りには満足しています。やっと充実した一日となりました。しかし、前戦チェコ大会を終えた時にはもう少し可能性を感じていたので、それを達成するところまではいきませんでした。昨日のレース1を終えた後、SPレースに向けてマシンのセットアップを変更し、SPレースを終えた後にもさらに変更を加えてレース2に挑みました。この作戦がうまくいって、ほかのライダーたちと戦えるようになりました。加速の部分ではまだ苦労していますが、ブレーキングとコーナーの進入では、その遅れを補うことができるようになっています。SPレースで順位を上げることがいかに重要かを理解していたので、いいスタートを切って10位以内に入れるようベストを尽くしました。7位に入ることができ、レース2は3列目から決勝に臨めました。もちろん、レース2は厳しい戦いになることが分かっていましたし、特に後半の10ラップは常に限界でした。最後まで厳しい走りを強いられましたが、いいバトルを楽しむことができました。ここ数戦、着実に前進できているのでモチベーションは高いです。この後、エストリルで2日間のテストがあります。引き続きプッシュし続けることが重要です。厳しい時期は続いていますが、誰もあきらめていません

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
レースを終えて、私はSP(予選)のミスのせいでこの週末を台無しにしてしまったとチームに話しました。しかし、これがレースです。ベストを尽くそうとしている時にこういうことは起こり得るし、それが今回は自分だったということです。レースウイークを通じていい走りができていただけに、こういう結果に終わってしまったことをチームに謝罪しました。昨日のレース1ではいい追い上げができました。そして今日のSPレースでは違うセットにトライしました。完全に満足のいくものではありませんでしたが、スローコーナーではよかったと思うので、レース2に向けてさらに調整しました。スタートはよかったのですが、序盤は混雑の中でなかなか前に出られず、レース中盤までは思うような走りができませんでした。しかし、タイヤのパフォーマンスが少し落ち始め、燃料が軽くなった後半にはいい走りができました。特に最後の7周は前のグループに追いつき、何台かパスしてポイント圏内でフィニッシュできました。順位は期待したものではありませんが、レース後半の速さとポイントを獲得できたこと、集中力をキープできたことは次のエストリルでのテストに向けていいモチベーションになりました。エストリルでどんな走りができるのか楽しみにしています


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