Race 2
WorldSBK 2022
Round 7

レクオーナ、レース2でポイント獲得。ビエルゲは転倒リタイアに終わる

fr Circuit de Nevers Magny-Cours

快晴に恵まれた第7戦フランス大会は、9月11日、マニクールでSPレースとレース2を行い、Team HRCの両選手は厳しい戦いを強いられました。 前日のレース1で9位だったイケル・レクオーナ(Team HRC)は、SPレースで11位、レース2も10位に終わり、フラストレーションをためる一日となりました。

レクオーナ、レース2でポイント獲得。ビエルゲは転倒リタイアに終わる

午前中に行われたSPレースでレクオーナは、13番グリッドからスタートに失敗し、オープニングラップ17番手とポジションを落としました。その後、すばらしい追い上げを見せて10番手まで浮上しますが、終盤はタイヤの消耗に苦しみ11位でした。この結果、開幕戦からすべてのレースでポイントを獲得してきたレクオーナですが、今季初めてのノーポイントのレースとなりました。

その雪辱に挑んだレース2は、13番グリッドからオープニングラップに10番手へとポジションを上げると、2周目に9番手、3周目には8番手へ快調に周回を重ねました。その後は、アンドレア・ロカテリ(ヤマハ)、ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)、ロリス・バズ(BMW)らと厳しい戦いを繰り広げ、最終的に10位でフィニッシュしました。レース2はポイントを獲得することができましたが、今季もっとも厳しい戦いとなりました。

前日のレース1で13位だったチームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、SPレース、レース2ともに転倒リタイアでした。14番グリッドから決勝に挑んだSPレースではオープニングラップ10番手とまずまずのスタートを切り、2周目には8番手に浮上しましたが、5周目に転倒を喫しリタイア。レース2も14番グリッドから2周目に13番手、4周目に12番手に浮上と確実にポジションを上げましたが、レース中盤の10周目に転倒リタイアに終わりました。

今大会は、両選手ともに初めて経験するサーキットと不安定な天候という厳しい条件でのレースとなりました。そのため、セットアップをまとめきれず、タイヤのマネジメントに苦戦しました。

今大会を終えて、レクオーナは140ポイントで総合6位から9位へダウン、総合4位以下が大接戦になっており、順位を落としました。また、2レースともにリタイアに終わったビエルゲは、82ポイント獲得で10位と総合順位に変動はありませんでした。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
とても厳しい週末でした。マルクールは初めて経験するサーキットで、加えて金曜日は悪天候で仕事ができず、マシンのセットアップに苦戦しました。いろいろな部分で足りないものがあり、学ぶ事も前進もできませんでした。そして、今日のSPレースのスタートはとてもひどいものでした。1周目に17番手まで落ちました。でもかなり強さを感じていて10番手まで追い上げることができましたが、残り2周でタイヤが消耗して11位がやっとでした。そのためレース2も後方からのスタートになり、とてもフラストレーションがたまりました。レース2のスタートはうまくいき、1コーナーで何人かパスし、さらにポジションを上げようとがんばりました。でも、また何かが起きて、8コーナーでフロントが流れそうになってしまいました。そのあとはロカテリ、バズ、ガーロフと順位を争いました。最終コーナーでアタックしても彼らに追いつくことはできませんでした。この経験で学んだこと、そして、週末に起きたことを理解しなければなりません。そうすれば次のレースで強くなれると思います

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
浮き沈みの大きい週末でした。スピードを見せることはできましたが、目標を達成することはできませんでした。昨日はとてもいいペースがありましたが、タイヤの消耗で最後までそれをキープできませんでした。今日のSPレースではうまく追い上げることができましたが、ブレーキングで小さなミスをして転倒してしまいました。レース2では力強いスタートができず、さらにマイケル・ファン・デル・マークマーク(BMW)が僕の前で転倒し、彼を避けるためにポジションを下げてしまいました。一生懸命追い上げようとしましたが、再び転倒してしまいました。今日は2レースともに転倒に終わり、チームに謝罪したいです。すべてのラップで100%でプッシュしていました。今後も全力でがんばります



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