Race 1
WorldSBK 2024
Round 7

Team HRCはレース1でポイント獲得もポテンシャルを発揮できず

pt Autódromo Internacional do Algarve

8月10日(土)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第7戦ポルトガル大会のレース1がアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われました。Team HRCは、イケル・レクオーナが12位、チャビ・ビエルゲが13位でそれぞれポイントを獲得。しかし、フリー走行でみせていた速さをスーパーポール(SP=予選)とレース1につなげられず、悔しさの残る一日となりました。

Team HRCはレース1でポイント獲得もポテンシャルを発揮できず

昨年のポルトガル大会は10月に行われましたが、今年は猛暑の8月開催となったためタイムスケジュールが変更され、フリー走行、SP、決勝のいずれも午後に行われました。18時にスタートが切られたレース1は最高気温30℃、路面温度38℃と、ライダーとタイヤにとっては厳しさの和らぐコンディションとなりました。

レクオーナは9日(金)に行われた1回目のフリー走行で5番手に入り、好調なスタートを切りました。2回目の走行ではさらにタイムを更新するも、大接戦の中で12番手。しかし、トップとのタイム差はわずか0.438秒でした。

土曜日、3回目のフリー走行では前日の1分41秒119からさらにタイムを短縮し、1分40秒771で6番手にアップ。いい状態でSPを迎えましたが、1回目のアタックでコースアウトを喫し、2回目のアタックで転倒と大苦戦。フリー走行から2秒以上も遅い1分43秒308がベストタイムとなり、最後尾23番手に終わる悔しい予選でした。

最後尾から挑んだレース1では、オープニングラップに18番手へとポジションを上げると、1分41秒台の好タイムで周回を重ねます。中盤になっても攻めの走りをみせて、終盤はチームメートのビエルゲに追いつき、ラスト3周でビエルゲをパスして12位でチェッカーを受けました。

レクオーナはアップダウンに富んだチャレンジングなアルガルベを得意としており、昨年の大会では3レースともにシングルフィニッシュを果たしています。今年はそれ以上の結果が期待されただけに残念な一日となりましたが、日曜日のSPレースとレース2で雪辱戦に挑みます。

チームメートのビエルゲは、前戦チェコ大会を終えた後にバルセロナで腕上がりの手術を受けました。手術は成功し、開幕前に抜糸を受けたビエルゲは「順調に回復しているし、今大会はほぼ完全な状態で挑めるはず」と語りました。

腕上がりの不安がなくなったビエルゲは、金曜日のフリー走行では1分41秒112で11番手。土曜日のフリー走行では1分40秒975へとタイムを上げて10番手となりました。SPでさらにタイムを短縮し、1分40秒592をマークしましたが、大接戦の中で13番手へとわずかにポジションを落としてレース1を迎えました。

レース1ではオープニングラップを10番手でクリア。レース中盤には、9台に膨れ上がったセカンドグループの中で12番手を走行。終盤は5台で繰り広げられた9位争いのグループの中で、ヤマハ勢やチームメートのレクオーナとし烈な戦いを繰り広げ、最終的に13位でチェッカーを受けました。

レース1でビエルゲはフロントのフィーリングに苦戦しました。日曜日のSPレースとレース2では課題の解消に取り組み、上位進出を目指します。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Honda HRC
今日は白黒がはっきりと分かれる一日でした。フリー走行はとても順調で、単独走行でもとても速く、ラップタイムではトップに近い6番手でした。しかし、SPの最初の走行で失敗してしまい、その後「SCX」というタイヤ(今回ピレリが投入した新しいもの)を試した2回目も、第1コーナー、第4コーナーでバンプに乗り上げて転倒と、1周も速いラップをマークできずにセッションを終えてしまいました。このセッションは100%私のミスでした。これ以上悪くなることはないので、レース1はとにかく追い上げることに全力を尽くしました。スタートはうまくいって、すぐに何人かのライダーを抜くことができて、それからは前のグループとの差を詰めていきました。マシンのフィーリングはよく、ハードにプッシュできました。第1コーナーと第5コーナーで一度大きなリスクをおかしましたが、転倒を回避してレースを終えられました。最後尾から12位まで順位を上げましたが、終盤のペースを考えると、グリッドがよければもっと上位でゴールできる走りだったと思います。とにかく日曜日に向けて気持ちを切り替えます。フロントの小さな問題を改善すれば、レース2ではもっといい順位でゴールできると思います

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Honda HRC
いい一日だったと思います。レース1のペースはよかったと思うのですが、6周目あたりからフロントタイヤのグリップに苦しみ、最後までコーナーへのアプローチがうまくいきませんでした。今日は13位という結果でしたが、このコースではこれまでで一番ペースがよかったと思います。明日は、今日試せなかったアイディアにトライしてみます。それがうまくいけば一歩前進できるはずで、レース後半にもっと安定した走りをみせられると思います


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