イケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲを擁するTeam HRCは、今季行ったテストのデータを活かし、初日である22日(金)から順調にセットアップを進めました。初日のセッションで5番手と好調なスタートを切ったレクオーナは、翌23日(土)午前中のフリー走行(FP)でタイムを更新しますが、9番手へとやや後退。初日8番手につけたビエルゲもタイムを更新しましたが、13番手へとポジションを落としました。
その後に行われたスーパーポール(予選)では、レクオーナが1分48秒876のベストタイムで6番グリッドを獲得。一方、ビエルゲは新品タイヤのパフォーマンスをうまく活かせず、セッション序盤に記録した1分49秒418で12番グリッドとなりました。
14時には、18周の決勝レース1がスタート。6番手グリッドから好スタートを切ったレクオーナは、痛恨のジャンプスタートをおかしてダブルロングラップペナルティーを科せられました。
その後、レクオーナは7番手を走行していた4周目に最初のロングラップペナルティーをこなして11番手へとダウン。5周目に2度目のロングラップペナルティーを消化して15番手までポジションを落としました。しかし、レース中盤には13番手へ追い上げ、さらに後半に入ると、チームメートのビエルゲらを抜いて10位でフィニッシュしました。
一方、12番グリッドからスタートを切ったビエルゲは、9番手までポジションを上げました。しかし、予想外のグリップ不足で苦戦し、徐々にポジションを落として12位でチェッカーを受けました。
レクオーナ、そしてビエルゲともに厳しいレースになりましたが、本来の力を発揮すれば、さらに上位でゴールできたことは確実で、日曜日のスーパーポールレースと決勝レース2では、ばん回する意気込みです。