2日連続で不安定な天候となった第8戦チェコ大会。朝のウォームアップはウエットコンディションでしたが、その後、10周で行われたSPレースはドライコンディションでスタートが切られました。
3列目9番手から好スタートを切ったビエルゲは1コーナーで4番手に浮上します。しかし、オープニングラップの15コーナーで他のライダーに接触されて転倒、レース開始早々のリタイアとなりました。一方、4列目11番手からスタートを切り、オープニングラップで10番手につけたレクオーナは、10周という短いレースで終始、10番手争いを繰り広げて10位でフィニッシュ。トップ10入りを果たしました。
22周で行われた決勝レース2は、午後2時にスタートが切られました。SPレースの結果で、ビエルゲは11番グリッド、レクオーナは13番グリッドから決勝に挑みました。
オープニングラップ11番手とスタートポジションをキープしたビエルゲは、混戦の中で2周目に10番手争いに加わり、3周目以降は11番手を走行しました。一方、チームメートのレクオーナは、オープニングラップに15番手までポジションを落としますが、次第にポジションを上げて6周目にはビエルゲを追走する形で12番手へ。Team HRCの両選手は、レース中盤以降ランデブー走行となりました。
その後、ビエルゲとレクオーナは、トップを走るトプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)の転倒でそれぞれ10番手、11番手へとポジションを上げます。そして最終ラップにビエルゲはロリス・バズ(BMW)をかわして9位でフィニッシュ。レクオーナは、し烈な9位争いの中で、最終ラップにドミニク・エガーター(ヤマハ)にかわされ12位でチェッカーを受けました。9位のビエルゲから12位のレクオーナまで、約0.5秒差という接戦でした。
8戦を終えて、ビエルゲは105ポイントを獲得して総合10位、レクオーナは87ポイント獲得で総合13位につけています。
スーパーバイク世界選手権は、今大会を終えて次戦フランス大会(9月8日~10日)まで、6週間のサマーブレイクに入りますが、ビエルゲは休む暇もなく鈴鹿8時間耐久ロードレース、レクオーナはロードレース世界選手権第9戦イギリスGPに出場します。