レクオーナがトップ10入り。ビエルゲは転倒からばん回し16位でフィニッシュ
6月15日(土)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第4戦エミリア・ロマーニャ大会のスーパーポール(予選)とレース1がミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(以下ミサノ)で行われました。ケガからの復帰戦となったTeam HRCのイケル・レクオーナが10位でフィニッシュ、チームメートのチャビ・ビエルゲはオープニングラップで転倒するも、再スタートを切って16位でチェッカーを受けました。

第3戦オランダ大会から約2カ月。長いインターバルを経てWSBKはシーズンが再開しました。5月下旬には、第4戦エミリア・ロマーニャ大会の舞台となるミサノで2日間の公式テストが行われ、レクオーナ、ビエルゲの両選手は本番に向けて準備を進めました。
第4戦エミリア・ロマーニャ大会は6月14日(金)に開幕。初日に続き、大会2日目を迎えた15日(土)もミサノには青空が広がりました。初日に行われた2回のフリー走行では、前戦オランダ大会のフリー走行で右ヒザを痛め同大会を欠場したレクオーナが、トップから0.774秒差の7番手と好スタートを切りました。昨年のエミリア・ロマーニャ大会レース2で5位となったビエルゲはセットアップに苦戦し、トップから1.306秒差の17番手でした。
15日(土)の午前中に行われた3回目のフリー走行では、両選手ともにタイムを短縮しました。この大会が復帰戦となるレクオーナはセッションの大半でトップ5入りする好走をみせ、最終的には、大接戦の中でトップから0.940秒差となる1分34秒054をマークし総合11番手。チームメートのビエルゲもトップから1.008秒差の1分34秒122とタイムを更新。総合14番手までタイムを上げて、ともにスーパーポール(予選)に挑みました。
セッション開始早々、レクオーナは好走し1分33秒644をマークします。その後、さらにタイムを更新しようと懸命にプッシュしましたが、小さなトラブルが発生したため更新とはならず14番手でした。一方のビエルゲは、セッション終盤に1分33秒834の自己ベストタイムをマークして17番手。大接戦の中でレクオーナは5列目、ビエルゲは6列目のグリッドを獲得しました。
14時にレース1がスタートすると、レクオーナはまずまずの走り出しでオープニングラップ13番手に。序盤はこのポジションをキープし、4、5人のライダーが同じようなタイムで周回を重ねるグループに加わりました。レース中盤にはライバルをパスして11番手へ。そこからさらに前方のグループを追撃し、18周目にはアクセル・バッサーニ(カワサキ)をかわし、10位でチェッカーを受けました。
チームメートのビエルゲは、6列目から好スタートを切りますが、オープニングラップで不運にもほかのライダーからの接触を受け転倒。最後尾から再スタートを切ると、レクオーナと同じ1分35秒台でラップを重ね、16位までポジションをばん回しました。残念ながら、ポイント獲得は果たせませんでした。
明日16日(日)は、11時から10周を競うスーパーポールレース、14時から21周を競うレース2が行われます。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/

スーパーポール(予選)は今大会最も苦労したセッションで、フラストレーションを抱えました。これまでの課題だったQタイヤで、今回もしっかりパフォーマンスを発揮することができず14番グリッドからのレース1になりました。しかし、自分のポテンシャルはそれ以上だということは分かっていたので、気持ちを切り替えてグリッドにつきました。オープニングラップは、第1コーナーの混雑の中で18番手までポジションを落としましたが、第4コーナーで5人のライダーを抜き、全体としては悪くないスタートでした。その後、ティト・ラバト選手(カワサキ)の後ろをしばらく走りましたが、私のペースの方がいいことに気づいて彼は先行させてくれました。その後は、タイヤマネジメントに気をつけながらハードにプッシュし、18周目にはバッサーニ選手をパス。終盤は前を走るダニーロ・ペトルッチ選手(ドゥカティ)に迫ろうとプッシュしましたが、残り2、3周で目標を完走に切り替えました。今日はコース上でバトルやオーバーテイクを楽しむことができました。こんなレースができたのは久しぶりのことでした。10位という結果を受け止め、チームとともに今日収集したデータをしっかり分析して明日のレース2に挑みます。明日は、フロントエンドのフィーリングをさらに改善したいです
スーパーポール(予選)は今大会最も苦労したセッションで、フラストレーションを抱えました。これまでの課題だったQタイヤで、今回もしっかりパフォーマンスを発揮することができず14番グリッドからのレース1になりました。しかし、自分のポテンシャルはそれ以上だということは分かっていたので、気持ちを切り替えてグリッドにつきました。オープニングラップは、第1コーナーの混雑の中で18番手までポジションを落としましたが、第4コーナーで5人のライダーを抜き、全体としては悪くないスタートでした。その後、ティト・ラバト選手(カワサキ)の後ろをしばらく走りましたが、私のペースの方がいいことに気づいて彼は先行させてくれました。その後は、タイヤマネジメントに気をつけながらハードにプッシュし、18周目にはバッサーニ選手をパス。終盤は前を走るダニーロ・ペトルッチ選手(ドゥカティ)に迫ろうとプッシュしましたが、残り2、3周で目標を完走に切り替えました。今日はコース上でバトルやオーバーテイクを楽しむことができました。こんなレースができたのは久しぶりのことでした。10位という結果を受け止め、チームとともに今日収集したデータをしっかり分析して明日のレース2に挑みます。明日は、フロントエンドのフィーリングをさらに改善したいです

今週末も難しい展開になりましたが、ポジティブなポイントもいくつかありました。まだ十分な速さはありませんが、マシンのフィーリングとセットアップを向上させるために懸命に取り組みました。上位陣と比べるとまだ0.5秒ほど遅れていますが、ハードにプッシュし、持てる力をすべて出しきりました。残念なことにレース1では、1周目にほかのライダーに接触されて転倒してしまいました。なんとかレースに復帰し、明日に向けて貴重なデータを収集することができました。ペースは安定していたし、あのアクシデントがなければ8位から12位の間でポジション争いができたと思います。現状ではこの位置が限界なので、集中して努力を続ける必要があります。今日のレースを終えて、改めてチーム全員とHRCのみんなに感謝したいです。厳しい状況ですが、全員がベストを尽くしてくれています
今週末も難しい展開になりましたが、ポジティブなポイントもいくつかありました。まだ十分な速さはありませんが、マシンのフィーリングとセットアップを向上させるために懸命に取り組みました。上位陣と比べるとまだ0.5秒ほど遅れていますが、ハードにプッシュし、持てる力をすべて出しきりました。残念なことにレース1では、1周目にほかのライダーに接触されて転倒してしまいました。なんとかレースに復帰し、明日に向けて貴重なデータを収集することができました。ペースは安定していたし、あのアクシデントがなければ8位から12位の間でポジション争いができたと思います。現状ではこの位置が限界なので、集中して努力を続ける必要があります。今日のレースを終えて、改めてチーム全員とHRCのみんなに感謝したいです。厳しい状況ですが、全員がベストを尽くしてくれています














