Race 1
WorldSBK 2021
Round 11

ハスラム今季初のフロントローから5位、バウティスタは表彰台獲得を目前に転倒リタイア

pt Autódromo Internacional do Algarve

スペイン・バルセロナ、そしてスペイン・ヘレスからの3連戦となった第11戦ポルトガル・ポルティマオ大会が、10月2日から4日までの3日間、アルガルベ・インターナショナルサーキットで開催されています。2日目の土曜日には、スーパーポール(予選)と決勝レース1が行われ、今季初フロントロー3番手から決勝に挑んだレオン・ハスラム(Team HRC)が5位でフィニッシュしました。

ハスラム今季初のフロントローから5位、バウティスタは表彰台獲得を目前に転倒リタイア

オープニングラップで4番手につけたハスラムは、5周目には3番手に浮上しました。その後、首位争いをするトプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)とスコット・レディング(ドゥカティ)にはリードを広げられますが、ハスラムは、チームメートのアルバロ・バウティスタ(Team HRC)、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)、ロリス・バズ(ドゥカティ)、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)らと3位争いの集団を形成し、厳しい戦いとなりました。その中で表彰台獲得を目指したハスラムですが、終盤、バズとリナルディにわずかに引き離され5位でフィニッシュしました。

予選6番手から3位争いの集団に加わり、終盤にかけて3位争いのグループのトップに浮上したバウティスタは、最終ラップに痛恨の転倒を喫し、惜しくも表彰台獲得を逃しました。しかし、5位でフィニッシュしたハスラムとともに、レースを追う毎にCBR1000RR-R FIREBLADE SPのパフォーマンスを引き出していて、日曜日の戦いが注目されます。

アルガルベ・インターナショナルサーキットは、1周が4.592km。起伏に富み、ブラインドコーナーの多い難コースです。バリエーション豊かなコーナーが連続するテクニカルコースでもあり、ライダーの好みがはっきり分かれます。スーパーバイク世界選手権が開催されたのはサーキットが完成した2008年。以後、16年は開催されませんでしたが、この時期の開催が定着しました。この2年間はコロナ禍の中でも開催を続け、今年で13回目を迎えました。

日曜日はSPレースと決勝レース2が行われ、CBR1000RR-R FIREBLADE SPの3戦連続表彰台獲得と今季初優勝が期待されます。


Leon Haslam
Leon Haslam 91
Team HRC
トップ5は悪くない結果です。しかし、マシンが安定していたし、ラップタイムも悪くなかったので少し残念です。いくつかのセクションで、ブレーキングでタイムを落していましたが、最終セクターは速い走りができました。ポジティブなことはたくさんありました。表彰台からもあまり離れていません。でもトップ3争いには、もう少し近付きたかったです。テストでは明らかに前進できましたが、アルバロのように、レースでそれをうまく活用できていません。でもそれほど彼と離れていないので、明日も前進できるようにがんばります。目標は表彰台獲得なので天候がどうなるか様子を見たいと思います。明日は気温が下がって少し寒くなりそうなので、コンディションに合わせたマシンを準備したいと思います。明日へ向けていいアイデアが浮かぶことを願っています

Álvaro Bautista
Álvaro Bautista 19
Team HRC
転倒してしまい、とても残念です。幸い僕は無事です。今日はあまりいいスタートが切れず、1周目はかなり後方でしたが、素早く追い上げることができました。その後も徐々に追い上げて3番手までポジションを上げました。最終ラップにロリス(バズ)が1コーナーで僕をパスしてきました。このまま彼についていったらアタックするチャンスがないと思ったので、彼をすぐにオーバーテイクして、自分のポジションを守りました。最終コーナーでは、抜かれないようにイン側のラインを通過したのですが、そこはアスファルトがバンピーで、フロントから転倒してしまい、表彰台を逃してしまいました。前戦ヘレスからセットアップを変えて、いつもはあまり使わないタイヤを使えるようなセットにしていたのでとても残念です。細かい部分も調整し、今日は3位グループでいいバトルができました。予選でも強さがありました。とにかく明日は明日です。2つのレースでベストを尽くします



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